読書
あらすじと感想(ネタバレ注意) 掟上今日子のアリバイ証言 掟上今日子の密室講義 掟上今日子の暗号表 関連エントリ 忘却探偵シリーズ3作目。過去2作は書き下ろしだったんですが、挑戦状にある3編はメフィストの掲載作。実は連載タイミングで言うと、推薦文よ…
橘玲先生の国際金融をテーマにしたエンターテインメント小説。タイトルになっているタックスヘイヴンは通常、租税回避が行われる小国を指します。オフショアビジネスってやつですね。舞台は日本とシンガポール。 本作でも、お金持ちやいわくつきのお金をこっ…
「セカ就」という単語は日本だけじゃなく、世界を舞台にした就職にも目を向けてみようというコンセプトの就活のこと。著者の森山たつを氏は、日本オラクル→日産自動車→1年間の世界旅行→IT企業を経て世界7カ国で就職活動して内定だけ取った上で海外就職研究家…
キャラクター紹介 あらすじと感想(ネタバレ注意) 鑑定する今日子さん 推定する今日子さん 推薦する今日子さん 関連エントリ 8月25日発売の新刊 「掟上今日子の備忘録」は「化物語」の西尾維新先生が描く探偵モノ。西尾先生の作品で初となる実写でのドラマ化…
東川篤哉先生の推理小説。どんな小説か述べる前にまずキャラクター紹介から、 キャラ名 説明 安楽椅子 みんなからヨリ子さんと呼ばれる純喫茶「一風堂」を営む女性 村崎蓮司 放談社の雑誌「週刊未来」の雑誌記者 天童美幸 鎌倉からちょっと離れたド田舎の葉…
私が本書を読んでまっさきに感じた感想は、中野円佳氏のもとにも多く寄せられているようです。 toyokeizai.net 私が研究や取材のメインターゲットとしているのが、高学歴でキャリア志向の強い女性たちということで、よく聞かれる質問が次のようなものです。 …
簡単なキャラクター紹介 あらすじと感想(ネタバレ注意) 第一話 初めまして、今日子さん 第二話 紹介します、今日子さん 第三話 お暇ですか、今日子さん 第四話「失礼します、今日子さん」と第五話「さようなら、今日子さん」 関連エントリ 「掟上今日子の備…
七月隆文先生の恋愛小説、表紙はカスヤナガト先生。 京都を舞台に大学生である南山高寿と専門学校生である福寿愛美が出会い、恋に落ちて、それからを描きます。 学生が多く、素敵なスポットが数多くある京都で青春する描写がすごくいいです。そして、タイト…
いいタイトルですね。200ものヒントを2時間で読み込むことで元気になれるならもうけもの。 ちゃんと項目を分けて上手に生きるためのヒントが示されます。幸福、仕事、人間関係、健康、金銭、生きがい、人生それぞれについてのヒント。 幸福のヒント もち物を…
読む前からこれはダメだろうなと感じる自己啓発書であっても、このブログではガンガン取り上げていきますのでよろしく。「一流の男、二流の男」という反フェミニズム感あふれるタイトルの本書は、本当に一流なの?という経歴をお持ちの里中李生氏の本。 里中…
「スペードの3」は朝井リョウ先生の長編小説。3篇で構成されていて、 スペードの3 ハートの2 ダイヤのエース でそれぞれ異なる主人公3人の視点から物語が進みます。全部女性で、最初のスペードの3なんかは辻村先生の作品を彷彿とさせるこじらせ女子っぷり。…
産休・育休や育児支援の制度が整って来たにも関わらず、総合職に就職した女性の多くが、出産もしくは育休後に会社をやめることになってしまう。いわゆるバリキャリと呼ばれる男性と遜色なくバリバリとキャリアを積んでいた女性たちでさえ。 15人の女性に丁寧…
小説仕立てではありますが、まごうことなき自己啓発書「夢をかなえるゾウ」。この手の本って、変に小説になることで焦点がぼやけてしまうんですけど、なかなかどうしてうまくまとめられていました。 あらすじ うだつの上がらないサラリーマンが、象の姿をし…
「サクラ咲く」は辻村深月先生の短篇集。中学生向けのジュブナイル小説ですね。「約束の場所、約束の時間」「サクラ咲く」「世界で一番美しい宝石」の3篇からなります。 中学生向けということで明らかだとは思いますが、黒くてドロドロしたほうじゃなくて読…
「盲目的な恋と友情」は辻村深月。ドロドロとした黒い方の辻村作品です。タイトルにあるように書かれるのは「盲目的な恋」と「盲目的な友情」の2つ。恋と友情の2章からなり、それぞれ一瀬蘭花(いちのせらんか)、傘沼留利絵(かさぬまるりえ)という2人の女性視…
意識高い系の人たちの憧れの極致のひとつが、シリコンバレーで起業なんですが、この本はスタンフォード大学で学生に起業家精神とはどういうものかを教えるときに重要なポイントが書かれています。著者の所属、スタンフォード大学アントレプレナーセンターと…
自己啓発書かビジネス書のどちらに分類すべきか迷いましたが、自己啓発書で。両者はほぼ同じものですが、このブログでの扱いは違います。著者の名前に「啓」の字、自己啓発の啓ですね。 本書で取り上げるサラリーマンの悩みはざっくり以下の通り。 なぜ給料…
著者は岡田斗司夫氏、彼ほどスマートという単語が似合わない人はいません。 オタク代表を標榜し、それに恥じないルックスの持ち主ですが、愛人リストが流出してしまったように若い素人の女の子を食い散らかしているリア充。ちなみに本書は、タイトルだけでは…
相変わらず自己啓発書のタイトルには苦笑するしかないですね。「そっと教える」ってなんでしょう。採用のプロってのもよくわからない。人事部ってことかなと推察はされますが。 しかし、著者の経歴を見ると 天理大学、早稲田大学 を卒業後、修行を経て1971年…
タイトルからしてほんのりと胡散臭さが漂います。「お金持ちは長財布を持っている」みたいな都市伝説に通ずる者がありますね。仕事ができる人は筋トレをしていることがわかったからといって、筋トレしても仕事ができるようにはなりませんよ。先の長財布もお…
創土社のクトゥルー・ミュトス・ファイルズというクトゥルー神話をテーマにした小説シリーズの一つ「ヨグ=ソトース戦車隊」。作者は菊地秀行先生です。菊地先生の作品としてクトゥルー戦記と銘打った「邪神艦隊」に続く2作目。3作目は「魔空零戦隊」、舞台が…
「成功する人の法則」だと胡散臭い感じがプンプンしますけど、「失敗する人の法則」だと間違いがないかも知れません。私はこうして成功した的なサクセスストーリーって、真似しても当然同じことにはならないんで、読んでもほとんど意味がありませんからね。…
アニメ化もされた「古典部」シリーズの一冊。 文化系部活動が活発な神山高校で、主人公の折木奉太郎を中心とした男女4人が「古典部」として学校生活の中で生まれる謎を解いていきます。ちなみに古典部は、奉太郎と千反田えるが入部するまで部員0人で廃部寸前…
キング・オブ・自己啓発書といえば、スティーブン・R・コヴィー著「7つの習慣」。44ヶ国語に翻訳され、全世界で2000万部も売れています。出版不況が叫ばれる日本ですら130万部もの売れ行き。何が面白いって、書かれていることが難解過ぎるにも関わらず、何故…
池井戸潤先生の小説、ドラマにもなっています。テーマは社会人野球。 中堅電子部品メーカー青島製作所とその野球部を舞台としています。お金の話が尽きないのはいつも通り。会社がお金を出す社会人の部活動って本当に下火ですよね。野球やサッカーはまだ競技…
1万人の失敗談から分かった人生を左右する10年である30代で後悔してしまいがちな50のことを紹介する書籍。50と1万人とどちらも数字がデカイですね。 後悔しない、なんて人に未だかつて出会ったことはありませんが、「こうすれば失敗しないよ」というメッセー…
小山田聡介刑事が主人公の、推理モノの皮をかぶったエンターテイメント作品。小山田聡介をサポートするのが、魔女のマリィ。正真正銘の魔女で、魔法を使って真犯人を自白させたりしちゃいます。そんな聡介が惚れているのが39歳と妙齢の先輩である椿木綾乃警…
鯉ヶ窪学園を舞台にした霧ヶ峰涼シリーズの第2弾。 男みたいなエアコンみたいな名前の女子高生2年の霧ヶ峰涼が主人公の学園ミステリー。探偵部の副部長として、難事件?を次々に解決していきます。ドラマ化もされており、川口春奈さんが主人公を演じました。…
ラノベかと見紛う長いタイトルの本書には、コンサルタントとして数々の著名ビジネスパーソンと対話をしてきた著者の人生や仕事、恋愛に至るまで重要と思われる言葉が散りばめられています。 20代のうちは良い言葉との出会いを増やしておくことが重要で、良い…
「またマンガばっかり読んでる」とあなたに言われてしまいましたね。おっしゃる通りです。マンガ読んでても賢くはなれないし、誰かから褒められることもありません。私がマンガを読むのは、その行為がただただ純粋に楽しいから。新しいマンガを手に取ったと…