タイトルのとおり、できちゃった結婚することになったカップルのドタバタを描く。
主役はもちろんでき婚することになった雷太と雪子の2人。
宇仁田ゆみさんのやわらかいタッチの漫画と高清水美音子さんのアドバイスやコメントでこれからできちゃった結婚する方が具体的にどんな問題があり、それらをどのように乗り越えるべきか面白おかしく理解できる。雷太と雪子の2人は昨今増えるでき婚カップルの1例なのだろう。
- 作者: 高清水美音子,宇仁田ゆみ
- 出版社/メーカー: メディアファクトリー
- 発売日: 2009/09/16
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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雷太・・・売れないバンドマンという名の25歳フリーターw。貯金なし。できちゃった結婚することになりテンパるシーンもあるものの、終始ほんわかとした雰囲気である。意外と?しっかりしている。
雪子・・・実家住まいの25歳サラリーウーマン。生活力なし。仕事についてはちゃんとした意識を持っている。貯金も堅実にしてきていたようだ。
結婚式までの手順、出産にかかる具体的な費用(意外とかかる!)や育児の準備、仕事復帰の準備など具体的な例でアドバイスがあり充実の一冊であると感じる。
ただ、読みながら『こんなにうまくいくわけないでしょ』という違和感をずっと覚える。特に経済的な面で。式・披露宴・新居、これらにかかる経済的な問題はどーやって解決したの?雷太貯金なしでしょ。フリーターが一念発起したらすぐに社会人になれちゃうわけ?たしかに意外としっかりしてたけど、そもそもそんな奴はバンドマンなんぞやってないわ。
まああくまで漫画ですけどね。
あと、できちゃった結婚の障害となるのは周りの目や態度だと思う。私は何も感じませんでしたが、身近で学生とでき婚した人に対する風当たりは強かった。これらをはねのける強い意志が必要だと思う。場合によっては親も敵に回るかもしれないわけだし。
月並みな感想ですな。でき婚に対する風当たりが強いのは、離婚するかもしれない、ちゃんと子供を育てられないかもしれない、という心配からきているはずなので、それほど不当なものでもありませんが。
できればできちゃった結婚する前に読んでほしい一冊。
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