私のことですね。2014年4月9日でMicrosoftのWindows XPのサポート期限が切れます。これを期にXPで使っていたノートPCのOSをUbuntuにしました。通常XPをOSとして使っていたPCは、それほどスペックが高くないのでWindows 7や8にアップグレードするのはあまり推奨されません。
Ubuntuのインストール時にいくつかハマるポイントがあったので、記録しておきます。
BIOSからUbuntu CDをbootしてインストール
あらかじめUbuntuのインストールCDとして焼いておき、CDドライブからbootしてインストールするオーソドックスな方法です。この手順自体はまあいいんですけど。
私がハマったのは、まずインストールCDを焼くときです。Ubuntuの最新版はCDに収まりません。ちょっとバージョンを落としてver.12.04なら689MBでギリギリCDに収まるようになっています。
bootするときには、起動時にF12を押してBIOSからCDからのbootを行うように指定しましょう。F12の部分はPCによって異なる可能性があります。私のPCはDellのVostro 1510です。7年前に購入したものです。
Ubuntu起動後、ネットに接続
自宅のネット環境はWimaxで無線なのですが、インストール後Ubuntuの無線が起動しませんでした。ファームウェア未検出の状態で無線接続できません。ここで詰みました。
有線の環境がある方は、こういったトラブルはないでしょう。なので、まず気をつけることは、可能であれば有線の通信環境を用意しておくことです。Ubuntuのフォーラムを除くとこの無線に関するトラブルは非常に多いですね。
私の場合の解決策ですが、他のネットに繋がったPCからドライバをダウンロード、USBメモリに移してUbuntu環境にインストール、というものです。なので次善?事前?の策として、ドライバをあらかじめダウンロードしてUSBメモリなどに移しておきましょう。
lspciコマンドを用いると自分のPCのデバイス情報が取得できます。私の環境では
06:00.0 Network controller: Broadcom Corporation BCM4312 802.11b/g LP-PHY (rev 01)
と出力されました。ここからBroadcom社の無線デバイスであることがわかります。broadcomの対応するページからドライバをダウンロードしました。インストール方法はReadme.txtに全部書いてあります。ちなみに英語です。ダウンロードするファイルはhybrid-v35-nodebug-pcoem-6_30_223_141.tar.gzです。
一応書いておきますね。インストール手順は
tar xzf
でtar.gzファイルを解凍(別にやらなくてもいいけど、念のためmakefileのある階層で)
make clean
make
wl.koファイルができていれば第一段階は終了。
lsmod | grep "brcmsmac\|b43\|ssb\|bcma\|wl"
で出てきたいらないものをrmmodで削除
rmmod b43 rmmod brcmsmac rmmod ssb rmmod bcma rmmod wl
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みたいな感じで。rmmod
の前にはsudo
をつけましょう。これはおまじないです。その後、
modprobe lib80211
またはmodprobe ieee80211_crypt_tkip
modprobe cfg80211
insmod wl.ko
これだけ。Linux初めて使う人にはちょっとハードルが高い説明かもしれません。ただ、経済的に新しいパッケージOSを買う気にならない人にはUbuntuはおすすめです。端末からの入力に慣れましょう。端末って何?ってひとはCtrlとALTとTの3つのキーを同時に押してください。
久々に端末から入力していると、かつてエディタにviを使っていてemacs使い達にバカにされたのを思い出しました。おしゃれにショートカットとか私には無理です。PCはネットとメールくらいしか使わない私ですが、せっかくUbuntuを入れたのでこれからいろいろ書いていきます。
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