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亜人 / 桜井画門(4)、あらすじと感想

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亜人の4巻を読みました。いやーめっちゃ面白かったですよ。あらすじは本エントリの後半を見てください。簡単に亜人というマンガを紹介します。

亜人というのは、不死や無敵というわけではなく、見た目も身体能力も普通の人間です。違いは1つ、死んでも生き返るということだけ。このとき、死ぬときに負ったすべての傷は治ります。亜人は社会に紛れており、1度死ぬまでは本人もそうであると気づきません。当然この不思議な生態は研究対象となるため、亜人であることがバレると一生実験動物になってしまいます。

主人公の圭は、普通の高校生っぽい亜人です。ぽいって書いたのは物語が進むに連れて、異常性が見えてきたから。亜人であることがわかると当然のように逃避行します。そこで自分以外の亜人である田中と佐藤にハメられて、政府に捕らえられて実験動物にされます。そして、佐藤に助けだされます。ここで、助けだした佐藤に忠誠を誓う、ってのが佐藤の筋書きだったんですけど、そうはなりませんでした。

佐藤は、圭が自分たちにつかないと見るや、圭を殺そうとします。亜人なので殺すと言うよりも精神を崩壊させる、といった感じですね。3巻では圭が濁流の川に飛び込んで逃げて終わりです。

そして、佐藤が次なる活動を開始。他の亜人に呼びかけて、自分たちの権利を勝ち取ることを主張する。といったところまでが3巻まででした。

圭の性格は、かなりユニーク。見た目もしゃべりもごく普通ですが、実際には全国模試1位を取る秀才で、極めて合理的な考え方をする冷酷な人物です。妹以外はそのことに気づいていなさそうです。

佐藤はまだ掴みどころがありません。飄々としていますが、残忍な本性を持つようです。出てくるキャラクターの中では飛び抜けた武力と知力を持ちます。

亜人(4) (アフタヌーンKC)

亜人(4) (アフタヌーンKC)

Kindle版はこちら→亜人(4)

このマンガも面白いんですけど、作者のブログも面白いですよ。「エロ漫画描きたい」って言いすぎでしょw。1巻だけ原作者のクレジットが入ってて、2巻からなくなったんですけど、どうも0話のネームだけ他の方が書いてたみたいです。

絵柄が大友先生に似ているような気がしてるんですが、似せてるんでしょうか。本人の画風かな。

4巻のあらすじと感想(ネタバレ注意)

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佐藤の呼びかけで集まった亜人達。廃ビルで話し合いが始まりましたが、佐藤はさっそく大量虐殺によって亜人の力を示すべきであると言い、賛同者を募ります。そして、賛同しなかった亜人に対して、隠れていた田中が発砲します。間一髪でただ一人佐藤から逃れた中野は、記憶と電車から見えた黒い物質が立ち上る形跡を頼りに圭に接触を試みます。

圭と出会った中野でしたが、圭は「めんどくさいなあ」とつぶやき、中野の無力化を諮ります。毒入りおにぎり、自殺されて復活されると次は、脳震盪による気絶を狙います。このあたりの抜け目なさがすごい。圭は自分をかくまってくれているこの田舎を安全地帯として、入ってきた中野を迷わず排除にかかりましたね。

一方、佐藤達は亜人を実験動物にしていた製薬会社に狙いを定め、テロを計画します。警備責任者は戸崎。博士からIBM対策を聞き出し、万全の警備耐性をひきますが、佐藤の計画は予想を超えるものでした。飛行機をハイジャックした佐藤は、そのまま飛行機ごと製薬会社のビルに突入します。「大成功」だそうです。

全然先の展開が読めないところがすごいですね。1話たりとも目が離せない。

亜人(1) (アフタヌーンKC)

亜人(1) (アフタヌーンKC)

亜人(2) (アフタヌーンKC)

亜人(2) (アフタヌーンKC)

亜人(3) (アフタヌーンKC)

亜人(3) (アフタヌーンKC)

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