タクトオブマジックは斬撃のレギンレイヴに劣らないWiiの良作ゲームです。Wi-Fi対戦ができるんですが、紹介するのを忘れていました。このゲームもやり込みました。
ゲームの説明
リアルタイムストラテジーに分類されます。魔法使いの主人公と、仲間ユニットを操って、敵の拠点制圧と全滅を目指します。主人公は攻撃にかけては一騎当千ですが、近接で囲まれるとあっという間に死にます。耐久力ゼロです。仲間ユニットであるガーディアンに援護させるのが基本です。
1回の戦いは10分前後。仲魔ユニットの選択や適切な命令と、魔法の使用が勝負を分けます。Wiiリモコンで、魔法を使用するためのルーンと呼ばれる模様を描きます。
火、水、風、土の四属性のルーンがあり、2つのルーンを組み合わせる「ダブルーン」や、3つのルーンを組み合わせる「トリプルーン」もあり、魔法の種類は豊富です。最後は光と闇も加わるので100種類以上の魔法の種類を取捨選択する必要があります。
Wi-Fi対戦では、相手の詠唱している魔法を瞬時に把握して、カウンターとなる魔法を仕掛けることが重要です。ただ、私は何回か対戦して、光・水2・水1のゆきだるま攻撃を使う相手と当たってヤル気がなくなっちゃったんですよね。対戦においては、いわゆる一撃必殺のハメ技ですからね。どっちが早く雪だるま使うかになっちゃうと、別のゲームと化します。
もう対戦はできませんが、シナリオクリアだけでも、十分おつりが来るくらい面白いです。なんと言っても、魔法の入力が快感です。敵味方の状況を見ながら、適切な魔法を選択して、状況をひっくり返せるとアドレナリンが出まくりです。Wii Uでも是非みんなにプレイして欲しい。願わくば続編を。
ストーリー考察
ゲームシステムもいいんですけど、シナリオもいい感じです。
光と闇の2ルート分岐です。絶対に光→闇の順でやったほうが良いです。光ルートがいわゆる闇の勢力を倒す王道ルートです。光ルートの後で闇ルートをプレイすると、光ルートで見えた平和が実は傲慢な光の神による支配だった、という事実が見えてきて面白い。
光と闇は、女神転生で言うところのLawとChaosみたいなものですが、Neutralに当たるルートはありません。光の神に仕えるエルフ族と、闇の神に仕えるウルフ族が和解することは全くありません。真実を知ったあとでは、どっちのルートも殺伐としてるのでもう一個ルートが欲しかったな。
主人公の親と兄が闇の側に突いたのは、強すぎる力を持って生まれた主人公を助けるためですよね。ただ、王族がオーヴィルを助けるために闇につくと見るや、ハンナは王族を排除してオーヴィルを光の継承者として利用しようとしたわけですね。ハンナの策士っぷりが恐ろしい。シャティもハンナの記憶を受け継いだという事は、ハンナの人格になってますよね。光ルートだとこれもわかりません。逆に言うと闇ルートをプレイしてから光をプレイすると、裏が見えてなんかしらけちゃいますね。
このシナリオもよく練られてると思います。
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