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PACT / 久慈進之介(1)、世界を恐怖に陥れるテロリストと戦う爆発物処理班SFバトルマンガ

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PACT(1) (ヤンマガKCスペシャル)

近未来SFです。1巻を読みました。世界を恐怖に陥れるテロリストたちが仕掛けた爆弾を解除する爆発物処理班の話です。

西暦20XX年、全世界を震撼させる戦慄の爆弾テロが発生。 この未曾有の危機に、ある大事な"やくそく"をした日本の精鋭達が立ち向かう!! ちばてつや賞大賞を受賞した規格外の新人が放つ爆発物処理班SFバトル、始動―――。ヤングマガジン公式サイト|WEBヤンマガより

1巻のあらすじ(ネタバレ注意)

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この世界では、アメリカ合衆国が真っ先に爆弾テロの標的となり滅亡しています。テロリストが開発した窒素爆弾が、世界中の海底にばら撒かれました。日本近海には3個の爆弾が仕掛けられています。予告された爆発時刻までは、残り10日を切っているという状況。

近代兵器処理隊(NWD)の隊員たちが、爆弾の1つを解除に向かいます。町田真知子、通称マチがNWDの切り札である天才少女。ナギという研修生になついています。

海底の潜水艦そのものが窒素爆弾であり、内部に侵入して信管を引き抜けば、システムがダウンして処理成功です。潜水艦内部に侵入したNWDのメンバーを、ホーミング爆弾が襲います。信管を引き抜くことには成功しましたが、ナギはホーミング爆弾で殺されることになってしまいました。ナギが戦っていたシステムは、何故か爆弾とはつながっていませんでした。

ナギが死ぬ前に作成した、窒素爆弾のシステムを解除する処理システムを使って残り2個の爆弾の解除を目指します。天才が作成したシステムを短期間で習得するために、処理班は覚せい剤で脳をボロボロにしながら集中力を高めます。なかなかにクレイジーな描写。

何度も出てくる「セカイをキレイにする」という言葉はなにか意味があるんでしょうか。目の前でマチを失ったナギは迷わず覚せい剤を自らに打ちました。

ナギ達は2個目の窒素爆弾がある潜水艦に侵入。そこには、機関銃を持ったテロリストが潜んでいました。隊長の自爆特攻でテロリストを退けたナギ達は、さらに奥に進みます。

一方、海上ではロシアが南極にあるテロリスト基地に向かってミサイルを発射していました。ロシアの指揮をとるイワンは右目に不気味な傷があるという風貌です。眼球も人間のそれとは思えませんね。ミサイル攻撃は、ミサイルシステムへのハッキングにより失敗に終わります。ミサイルがUターンして、発射した人たちを殺害しました。このときシステムをハッキングしたのが、マチと同じような喋り方をしている少女。顔は出て来ませんが、同じうさぎの人形を手にしていますね。

最後はテロリストの一人がうさぎの骨の仮面を取って、顔を現しました。イワンと同じ右目を持っていますね。「あの戦争」によって国を失った難民とのこと。

まだまだ伏線を広げる段階の1巻とはいえ、すごい盛りだくさんです。マチと同じ喋り方をする少女、右目が異様なテロリストとイワンの関係、潜水艦内部につくられた都市の模型。これからどうなっていくのか、予想も付きません。1巻で、ここまで沸き立つマンガは珍しい。2巻も必ず読みます。今のところ今年に始まったマンガの中では、1番の読み応え。

PACT(1) (ヤンマガKCスペシャル)

PACT(1) (ヤンマガKCスペシャル)

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