テルマエ・ロマエのヤマザキマリ先生が描くスティーブ・ジョブズの生涯です。ウォルター・アイザックソンが書いた伝記を原作にしています。
Kissに連載しているんですけど、女性はスティーブ・ジョブズに興味を持つんでしょうか。iPhoneはみんな持ってるんでしょうけど。自分の周りにいた人とジョブズの偏屈っぷりが似ていると気づいたと、作者あとがきに有りますけど、ジョブズは超一流の飛び抜けた変人ですよ。ヤマザキ先生の周りの人たちもすごそうですね。
伝記に忠実にジョブズの半生を描いているようです。最初のウォルターの導入もすごいですね。ジョブズ自ら伝記を書くようにライターに勧めたとは。普通の人はそんなことしません。
読んでて思うのは、やっぱり彼のような人はアメリカに生まれることが成功の要件だったんじゃないか、ということですね。日本では、人と違う、という事実がとてつもない障害になってきて周りから理解されず全く協力を得られませんからね。
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2巻まで呼んで、ウォズとアップルを立ち上げて、アップルIIを売り出すところまで来ました。半生を振り返ると、ジョブズの特異な生い立ちと、上記を逸した言行が幼い頃からすごかったことが際立ちますね。
孤児であり養子として引き取られた先で、エレクトロニクスに関心を持ちまっすぐ大学まで進んでいくのかと思いきや、ガールフレンドと同棲したり、LSD(薬物)に手を出したりとなかなか親に心配させる人生です。1巻の最後では、インドに行って丸坊主になってましたね。どの部分が転機かわかりませんがベジタリアンになったようです。
1巻でウォズニアッキとの出会いは描かれてましたけど、2巻ではウォズと共にアップルを立ち上げて、Macの原型とも言えるコンピュータを売り出します。キーボードとプロセッサ、ディスプレイの3つが繋がっているというのが、当時は新鮮だったんですね。メモリはRAMですか。大学の演習で触ったことはありますけど、もはや歴史の遺物ですね。
HPに務めるウォズを説得して辞めさせるシーンは少し来るものがあります。一生エンジニアでいいからアップルに来て欲しい、とセリフがウォズに決心させたんですね。3巻では決別も描かれるんでしょうか。
それにしても、ココに描かれている話は全部私が生まれる前なんですよね。すでにかなり破天荒な人生ですけど、ここからどうなっていくのか。
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