のぼさんとカノジョ？ / モリコロス(1)-(3)、姿の見えない幽霊との同棲生活マンガ

のぼさんとカノジョ？は、大学生の野保康久(のぼさん)と姿の見えない幽霊との同棲生活を描くドタバタコメディマンガです。月刊コミックゼノンに連載しています。のぼさんは何故かモテモテで、さらに自分自身がそのモテっぷりに気づいていない当たり罪が深いです。カノジョ？が幽霊。姿が見えません。幽霊が出ると噂の部屋だったので、格安家賃で部屋を借りてみると本当に幽霊が出た、ということです。そのカノジョは、かなりマメにのぼさん家の家事をこなします。幽霊のコミュニケーション手段は、ホワイトボードです。

ゼノンに連載していると言ったんですけど、作者のモリコロス先生は連載当初は学生さんだったそうです。名古屋造詣芸術大学には、マンガに関するコースがあるんですかね。締め切りに追われて、卒業制作でこのマンガを出したというのがおまけマンガで描かれていました。そんなのありなのか。

キャラクターの表情が多彩で、見ていてとても和みます。唯一表情のないカノジョもやわらかい字を書きますね。3巻ではほんのちょっぴり、カノジョの正体に関する話が進んでます。

金城さんが、のぼさんの部屋に差し入れを持ってくる系統の話が、私は結構好きですね。かなり情熱的にアプローチしてますけど、全部のぼさんに流されちゃってます。

手作り餃子の話で、ちょっとだけカノジョの正体に迫るシーンが出てきました。生きてる時に、一緒に餃子を作った記憶があったんですね。ひらがなしか書けないのは、なにか理由があるのかな。3巻の最後に出てきた初老の男性は、一緒に餃子を作ってた人なんでしょうか。4巻も楽しみです。ストーリーだけ見ると、そんなに盛り上がりがなさそうに見えるかもしれませんけど、このマンガほっこり和めて面白いです。こんな大学生活を送ってみたかったな。私はひたすら研究室にこもっていたような。