「玲瓏館健在なりや」を読んで、冨明仁先生の他の作品も読んでみようと思いました。タイトルにも書いてしまっていますが、表紙はブラフで中身は相変わらず作者フェチ全開の微エロファンタジーマンガです。
類い稀なる美貌を仮面に隠した、オーロリア王国の女王陛下ビビアン。 その素顔の秘密が国民に明かされぬまま、首都ミテラは猛獣の被害に脅かされていた。 世界に何が起こっているのか…!? ストラヴァガンツァ-異彩の姫- 1巻 (ビームコミックス)より
ベルセルクっぽい戦いを予想しますよね。そんなものは全然ありませんでした。城が描きたかっただけじゃないの?仮面の王女が描きたかっただけじゃないの?ファンタジーな世界を描きたかっただけじゃないの?と作者に言いたくなります。でも、それがいい。
1巻のあらすじと感想(ネタバレ注意)
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スピリトという妖精の居るトゥーリの森での話から始まります。王女が水浴びをしていると、リザードマン2人組が現れます。その2人が、表紙にもある巨大ザルに襲われて殺されます。その巨大ザルを何とか退けると、次に現れたのがリザードマンを一飲みするほどの巨大なサンショウウオ。逃げて街へ戻ります。
ビビアンは仮面の王女なので、街では素顔で歩いていても正体がバレないんですね。民衆の前に王女の姿で現れるときに、蹴躓いて服が脱げるシーンで、これはもしやと思いました。と思ったら次の話はちゃんと巨大ザルを仕留める戦士たちの話になったり。
6人の侍女に、自分と同じ仮面をかぶせる話で確信。節子、これ作者が描きたい絵を描いてるだけや。
舞踏会や街の酒場での話は、さすがの画力です。高度なエロを楽しめる話ですね。結局仮面をつけてる理由や猛獣に関する話はほとんどありませんでした。でも、続きは読みます。そんな事どうでもいいくらい面白かったので。
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