モブサイコ100(7)、テロ組織「爪」との戦いが終わり、新章突入

モブサイコ100は裏サンデーで連載されているONE先生のマンガ。

主人公のモブこと影山茂夫は、超能力を持ちながらも生きていく上でそれは不要だと考える目立たない中学生。勉強もスポーツも出来ず、人付き合いも出来ない不器用な彼を取り巻く様々な人物や出来事を描く。(Wikipediaより)

ONE先生といえばワンパンマン、裏サンデーでは他にヒト喰イやケンガンアシュラを紹介しました。Webマンガ出身者が多い裏サンデーは、今一番熱い漫画雑誌です。ぶっちゃけ今はタダで読めますが、面白い漫画がどんどん出て欲しいので私は単行本を買って還元することにします。

モブサイコ100の面白さも脱力感のあるギャグなんですが、主要キャラクターが立ってて面白い。前回までテロ組織の「爪」と戦ってたんですが、胡散臭いおっさんだと思ってた霊幻新隆(れいげんあらたか)が冷静かつ的確な判断のできるいわゆる「できる大人」として大活躍していました。

6巻の最後で、付き合っている女性に超能力者であることを告白するシーンがあったんですが、そんなものはなかったかのように7巻は始まります。ときどき、すごく絵がうまくなってる！と感じることもあれば、やっぱり勘違いだったかな、と思うこともありますが不思議と読ませる力がある絵です。

7巻のあらすじと感想

顔に落書きされた人面犬や、悪霊で本当に人間を襲う口裂け女、モブすら恐怖させるダッシュ婆などのベタな都市伝説に関するアルバイトをこなしていきます。また順調にモブのパーセンテージが上がっています。1つの章では、モブのゲージが100までたまると超能力が爆発するんですよね。

女子高にいたうだつの上がらない男子学生だった悪霊や、超能力者のストーカー、誰にも悪さをしない家族霊の除霊依頼などをこなして、霊にも尊厳や人格があると感じてモブを悩ませていきます。また順調にパーセンテージアップ。

67％まで上がった所で大物依頼です。大量の霊能力者を集めて、大金持ちの娘に取り付いた例の除霊が行われます。ここでも霊幻新隆の稀有な能力が発揮されます。除霊順を決めるじゃんけんで、目線や手首の角度、腕の引き等の観察、心理操作などを駆使して68人の霊能力者で勝ち上がります。「じゃんけんなら誰にも負けない自信がある」そうです。

肝心の娘は霊が取り付いているとは思えないほど正常です。霊幻新隆は「勘」で娘が異常であると感じます。その勘は当たり、娘の取り憑いた霊が本性を現します。エクボは、この霊に心当たりがあるようです。モブにも逃げることを勧めるとはいったい？