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神アプリ / 栗原正尚(1)-(3)、あらすじと感想

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神アプリ 1 (ヤングチャンピオンコミックス)

神アプリが怨み屋の栗原正尚先生が描く万能アプリを使った犯罪の話。ヤングチャンピオンで連載しています。3巻まで読みました。

荒唐無稽な感じがする部分もありますが、どうしてなかなか面白い。主人公である御子柴亮のもとにある日、突然見たことのないスマートフォンが届いたところから物語はスタートします。そのスマホには、予め数々の万能なアプリ(神アプリ)がプリインストールされていました。

1巻から3巻のあらすじと感想(ネタバレ注意)

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最初は好奇心から防犯カメラの映像をのぞき見したり、町のスピーカーを操作して不良を撃退したりといったことに使います。パチンコ操作に使って、犯罪者に目を付けられた所で、他の神アプリ所有者である東雲勇輝に出会います。東雲は神アプリを使って犯罪者への制裁と捕縛を行なっていました。

ここで、神アプリには莫大な使用料が発生することを初めて知ります。そして、神アプリを使って犯罪者を捕まえることで高額賞金が得られることもわかります。東雲と組んで犯罪者を追うことにする御子柴。

独自に神アプリについても調査しますが、検索では神アプリがインストールされたスマホを送ってきたGod Toolsに関する情報は得られません。一応警察にタレコミに行くと、対応した女性警官の早瀬は神アプリの関係者でした。「監視者」という役割で神アプリに関わっていました。御子柴たちには「ハンター」という役割が与えられて、犯罪者を追うことが義務付けられていたんですね。

ここまでで、犯罪者側も神アプリを使っているかのような描写があります。出てきたのは木工仮面と拘束マスク。防犯カメラに残る映像では顔を確認できません。御子柴は「特例」でハンターに選出された人物とのこと。たしかに、犯罪者や早瀬との戦いで類まれな洞察力やアプリの応用力を発揮していました。

新たな登場人物として女性ハンターの2人組、巻上と立花が登場。同じハンターではありますが、他人の獲物を横取りして犯罪者を捕縛したことにするハイエナ的な狩猟スタイル。

犯罪者を追いかけた立花が、逆にやり込められたところを助けたことで惚れられる御子柴。ここでも、的確な判断力が光っています。立花から、こっそり神アプリの背景と思われるものについて教えられます。

一部の金持ちや特権階級のために作られた神アプリですが、悪用するものが出てきたことから、取り締まりを行うために「ハンター」の存在が作られたんですね。ネズミ講のごとく、ハンターの報奨金は神アプリ使用料から出ていました。

最後は東雲と協力して、立花が取り逃がした福文字仮面を追います。正体は高校の化学教師で、靴の匂いフェチという気持ち悪い奴でした。

まだまだ、伏線を広げる段階ですね。神アプリの正体は少し出てきましたが、ハンターランクや仮面をかぶる犯罪者たちなど、どうなっていくのか楽しみです。

神アプリ 1 (ヤングチャンピオンコミックス)

神アプリ 1 (ヤングチャンピオンコミックス)

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