アポカリプスの砦の蔵石ユウ先制とイナベカズ先生による、ゾンビが出てくるパニックホラーマンガ。ウイルスにより人類がゾンビ化して、滅びの危機に瀕するという点では「アイアムアヒーロー」に近いものがあります。
掲載誌がちょっと不遇で、「月刊少年ライバル」で連載していたんですけど廃刊に伴いDeNAが運営するマンガ雑誌アプリ「マンガボックス」へ移籍しています。元々マイナー誌でしたが、さらにマイナーへ。
これまでのあらすじ
無実の罪で少年院松嵐学園に服役することになった主人公、前田義明。理不尽な暴力にさらされる生活を送ります。しかし、それはあっさり終了。人間を襲うゾンビが現れたから。外の世界はゾンビに支配されています。刑務所や少年院のような施設は、脱走を防ぐために強固な壁で囲まれていたためににゾンビの襲撃を逃れていました。
ゾンビ達を操る謎の男ボコールはなぜか前田を執拗に狙ってきます。驚異的な再生能力を持つボコールを倒すことに成功しますが、ボコールを崇める狂信者集団が現れ追い詰められます。しかし、前田がゾンビを使役してゾンビ塔を作り出す能力を発揮して狂信者を撃退。ボコールを倒した時に前田が感染してしまったようです。傷も瞬く間に再生します。
7巻のあらすじと感想(ネタバレ注意)
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狂信者達にゾンビの群れに突き落とされた吉岡・岩倉・山野井の3人は生きていました。ゾンビたちがみんなゾンビ塔になったことで、体が硬直して襲われることがなかったんですね。さらに一度ゾンビ塔になってくっつくとゾンビも死ぬようです。
デイジーは精神に異常をきたして幼児退行を起こしています。一つ兜をお父さんと呼びます。
前田は切り落とされた腕が再生し、ヘリから落ちて全身の骨が折れてましたがそれも修復します。まだ人間の意識を保っているようです。学園には生存者から連絡が入ります。その生存者は厚労省の研究員であり、ウイルスの研究を行なっていました。
ここから、ゾンビを生み出すウイルスの正体が語られます。ウイルスは2種類ありFウイルスとMウイルスがあります。Fウイルスに感染するとMウイルスに感染しないことから、Fウイルスを研究することでMウイルスの予防治療が加納になると考えられていました。しかし、Fウイルスは希少で感染者も殆どいません。
ここまででなんとなくわかっていましたが、前田やボコールはFウイルスの感染者です。そして、その研究者の夫もまたFウイルスに感染し、驚異的な再生能力を有していました。Fウイルス感染者の最後は、もはや人間の姿では無いですね。両目がカタツムリのように顔から離れ3つの虹彩がある異様な風貌。前田の未来ですね。
その研究者いわく、夫だけではサンプルが足りないのでもっとサンプルがあればウイルス対症薬を作ることができると。Fウイルスに感染した前田をその研究者のもとに連れていくことになります。
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