「海とドリトル」は、「本屋の森のあかり」の磯谷友紀先生による海洋生物を愛する女の子のマンガ。KISSで連載しています。ガチで海洋生物を追いかける研究室に取材して書かれたマンガのようです。
主要キャラクター紹介
亀山七海
海が大好きな女子大生で主人公。両親いわく、とあるアニメに着想を得て付けられた名前。クジラが大のお気に入り。ひょんなことから烏丸研究室と関わりを持ち、クジラの研究に自らの意思で携わることに。
烏丸重行
烏丸研究室の准教授。データロガーを使って海洋生物の生態を研究している。研究者にありがちな、実年齢の割に若く見られるという設定が付与されています。研究に入れ込み過ぎてバツイチ。
戌飼
烏丸研究室のポスドク。オオミズナギドリという野鳥の生態を追っている。
佐藤陸男
研究室の「お母さん」的存在の博士課程後期1年。いわゆるD1。
他にも何名か出てきますが、1巻では彼らの研究活動が主ですね。ごく簡単にあらすじを導入すると、とある大学で心理学を専攻していた七海が烏丸研究室の面々と関わったことをきっかけに一念発起して、その大学の研究室に編入、海洋動物学の道を歩みはじめることになるというもの。恋愛要素もありそうですが、1巻ではそこまではっきりとは描かれません。
1巻のあらすじと感想(ネタバレ注意)
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彼氏にふられて、2人で行くはずだった富士山登山に1人で挑んだ七海。そこで、怪しげな機器を手にした一団に出会います。彼らこそ烏丸研究室の面々。体調を崩した彼らを手伝い、機材を運びます。「富士山でクジラを探す」という不思議な発言が。クジラに着けていたデータロガーからの信号を受信するためだけに、高いところに登っていたんですね。海で見たクジラを追う光景に衝撃を受ける七海。その研究室に編入してきます。一体どれだけ勉強したんだ。
研究活動の一環で、無人島で野鳥を追うことになりテントに合流。そこで、戌飼と出会います。出会いは最悪、大自然をトイレにしている時でした。女子には厳しい環境ですよね、研究室って。アウトドアでもおいしい料理を作る佐藤陸男。イケメンですね。寝袋で寝たり、野鳥を追ってデータロガーを付けたりといった詳細な描写がすごくいい。作者取材はもしやガチ?
予算を得るためのプレゼンシーンもあったりして、割と研究全般を広く追いかけますね、このマンガ。一応恋愛要素もありました、ポスドクの戌飼と万里子さん。七海はとりあえずクジラ一筋かな。
なかなか知ることのない野生生物研究者の研究活動と、磯谷先生が魅せる研究系男子?の生態が面白い。2巻も楽しみです。
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