「娘の家出」は志村貴子先生のマンガ。1巻が出るまでに結構時間がかかりました。ただ、連載されていたジャンプ改は2014年11月号で休館することが決定しています。ヤングジャンプ増刊からジャンプ改という1つの雑誌になっていただけに、この休館は悲しいですね。月一連載でもいいので、連載が続くことを祈るばかり。
「放浪息子」や「青い花」を読まれた方ならご存知かと思いますが、なかなかみんな癖のある恋愛を楽しんでいます。主人公まゆこは普通に見えますけど、また変わった好みの持ち主です。まゆこの家出をきっかけに次々と魅力的なキャラクターが登場します。
1巻のあらすじと感想(ネタバレ注意)
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まゆこの両親は離婚しており、母親と2人で暮らしています。そんなまゆこの母が再婚することになり、まゆこは家出します。向かった先は父の家。実は父は「彼氏」と暮らしています。もちろん離婚原因もソレ。いきなり普通じゃないですね。ただ、まゆこもデブ専なんで、普通じゃありません。
まゆこのいとこは、フリーターの彼氏と駆け落ちして、1日でヤル気をなくして帰ってきたり。母親が父親と離婚した後、沢田研二の「勝手にしやがれ」を頭の中で再生させながら仕事に挑んだりするのはほのぼの。
まゆこの同級生たちも、このあといろいろエピソードが発展していきそうでおもしろいです。1巻で出てきたのはきゃなこの不倫ですね。
1人1人丁寧に描かれていて、とても好感がもてます。あとがきによると、今後も色々なキャラクターが出てきてめんどくさいことをしたりしなかったりする予定みたい。掲載誌は休刊になっちゃいましたけど、なんらかの形で続いてほしいなあ。
- 作者: 志村貴子
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2014/05/09
- メディア: コミック
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