勝った企業がすべてを手にする拳願仕合トーナメント。トーナメントというと刃牙っぽいですが、面白さでは負けていません。画の迫力や細部まで作りこまれたキャラクターが素晴らしい。
10巻は1回戦第8試合、「ガンダイ」関林ジュン VS 「禍谷園」鬼王山尊を描きます。関林ジュンは一度主人公である十鬼蛇王馬と戦い破れていますが、肉体にはほとんどダメージを与えられていませんでした。驚異的なタフネスを誇ります。対する鬼王山尊は、大相撲史上初の双子横綱を兄に持つ力士。横綱にはまだ到達していませんが、十両で全勝優勝しており実力は確かです。「出稽古」と称してジムなどに殴りこみに行くなど、かなり凶暴な一面を持ちます。
10巻のあらすじと感想(ネタバレ注意)
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いきなり反則で後ろから攻撃する鬼王山。まったくダメージがなかったかのように反撃する関林。壮絶な打ち合いとなりますが、驚異的なタフネスを誇る関林はノーガードで攻撃を続け、精神的に鬼王山を追い詰めていきます。鬼王山のとっておきはまさかの足技。伝統的な相撲の枠にとどまらないなんでもありの強さを見せます。しかし、最後は関林のタフネスの前に敗れ去ります。タフネスというか、プロレスラーの「受けながら壊す」技術ですね。
敗北した禍谷園は、なぜかそれほど悔しそうじゃありません。実は兄たちから弟の尊をへし折って欲しいと頼まれていたんですね。本当なら歴代最強横綱になれるほどの逸材という事で、このあと真面目に相撲に取り組むのかな。
なぜか河野春男が試合を見て感動して、関林ジュンに弟子入り。間違いなく練習に耐えられないでしょうね。
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