地味な中継ぎ投手、凡田夏之介が主人公のプロ野球マンガ。タイトルのグラゼニは「グラウンドには銭が埋まっている」のこと。以下にしてプロ野球選手が、年棒を上げていくかがテーマです。
神宮スパイダーズに所属していた夏之介は、交渉術のひとつであったメジャー移籍のためのポスティング提案で、あれよあれよという間にポスティング成立から渡米する運びになってしまいます。契約がうまくいかずに帰る道もあったものの、プロポーズのタイミングの最悪さもありマイナー契約でメジャー球団ブルーソックスに所属することに。
マイナーからメジャーに昇格できなければ、もちろん給料は雀の涙です。
16巻のあらすじと感想(ネタバレ注意)
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フロリダのキャンプに参加した凡田。アメリカ流なのか練習はかなり軽いようです。ブルペンではボールがしっくりこずにスっポ抜けてしまいます。バッティングピッチャーをしたときに、1人だけバリバリのメジャーリーガーが紛れ込んできます。ボビーリード38歳、メジャー通算2000本安打の5億円プレイヤー。全盛期には10億円以上もらっていたことも。そのボビーに自分の実力を試す凡田。すべての球を完膚無きまでに打たれてしまいます。しかし、なぜかボビーに気に入られた凡田はいろいろと有益なアドバイスをもらいます。実は、ボビーはコージウエハラから凡田を見てやって欲しいと声を掛けられていたんですね。
「技術無き者は去れ」が合言葉なんですね、メジャーは。精密に内角に投げる球を持つ凡田に開けた光明。デッドボールにならない内角ボール球と、鋭角のカーブを武器に練習試合で活躍。さらにメジャーとの紅白戦でも年棒12億相手に凡田のコントロールが通用することを見せつけます。外角を広く取ることも有効に使えているようです。
番外編はいつもの高校編。凡田の肩が治りつつあり、後輩の持田も頭角を現しつつあるというエピソード。しかし、カーブを投げただけでストレートが崩れる持田。やはり安定感のある凡田の非凡な才能は際立っていますね。それにしても高校生の時は性格悪いなー。
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