主人公ケインツェルの壮大な復讐劇を描くダークファンタジー。掲載雑誌が3回も移ってる不遇のマンガです。
物語の舞台は、妖精や魔物、魔法が存在する世界「サーランディエン」にある、サーラント帝国。ケインツェル達を裏切り、名誉と地位を手にした七英雄を倒すのが目的です。
1度は殺したはずのグレンが、若返って蘇り帝国の支配を進めていきます。七英雄の一人レベロントを討った後、レベロント残党の隠れ家に集まるロズン達とアト達、そしてグレンに仕える天槍騎士団の面々。そこにケインツェルがいるという噂がありました。天槍騎士団に襲われたアト達を助けにケインツェルが現れた所で15巻は終わっています。
16巻のあらすじと感想(ネタバレ注意)
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天槍騎士団のプランクファンを倒すケインツェル。敵は劣勢と見て退いていきます。最後の反撃で鉄の舌と呼ぶ不気味な体に変貌しましたね。顔の見えなかった敵の一人はゼフィ。
主君レベロントを殺したケインツェル達に付くことを決めるレベロント残党。グレン勢力の人間とは思えない脅威を感じていました。敵の通信機器には、そのまま妖精種族の肉体が使われており、「闇の異邦」の技であったことからグレンが闇の異邦の力を手にしたことを確信します。
場面は変わってグーリェ師範の訓練場。グレンの配下であるデジーダ、グノーディスが訪れていました。目的はグーリェの誘惑。人外の力を見せつけ、若返りとさらなる力の獲得で誘惑します。「天槍の雫」と呼ぶ小瓶をグーリェに渡すデジーダ。グレンへのメッセージ「決してあなたの配下に加わることはない」という言葉を返します。
その日の夜、弟子の一人であるハンジアルが天槍の雫をこっそり飲みます。力を制御しきれずバケモノとなるハンジアル。15巻に出てきた赤ちゃんと似てます。力のないものが飲むとこうなってしまうというデジーダ。訓練場を逃げ出して暴れるハンジアルを討伐しようと現れたケインツェル。ハンジアルがあっさり倒された後、デジーダがケインツェルに挑みます。
2人の高度な戦い、ケインツェルの太刀筋を見てアシェリートであることを確信するグーリェ。デジーダに一撃を入れ、一瞬の隙にケインツェルが奥義でトドメを指します。
残りがグレンとイシューディーンとなりましたが、ここから人間対闇の異邦の軍勢に発展していきそうですね。力の誘惑に負けなかったグーリェが味方に加わる展開かな。
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