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トモダチゲーム / 佐藤友生(3)、美笠を超える悪役顔を見せる主人公の友一。次のゲームに美笠とともに進みます

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トモダチゲーム(3) (講談社コミックス)

原作山口ミコト先生、作画佐藤友生のマンガで、別冊少年マガジンに連載されている「トモダチゲーム」。高校生の仲良し5人組が「5人の中の誰か」の借金を返すためにトモダチゲームに参加します。

ライアーゲームと同じく、基本的には裏切りが有利な囚人のジレンマを元にしてゲームが設計されていていやらしい。わかっているのは、誰か一人が莫大な借金を背負っていて、その借金をチャラにするために他の4人をゲームに巻き込んだということ。全員が強調できれば一番いいんですが、もちろんそうはなりません。

2巻までの陰口スゴロクで裏切り者は明らかになりました。表紙にもなっている美笠天智、この表情はひどすぎる。彼の狙いは友一に惚れている沢良宜を自分のものにすること。友一に疑いが向くように修学旅行費を盗んで隠していたのも彼でした。美笠視点になった所で、友一が裏切り者をあぶり出すために何らかの策略を巡らせているようです。

3巻のあらすじと感想(ネタバレ注意)

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四部に「過去に人を殺したことがある」という陰口が入れられます。裏切り者の美笠からすれば、この陰口を入れたのが友一なのは明らか。そして陰口は真実とは思えませんが、判定は神様アンケートによってなされるので潔白を証明できず四部はマスを進めさせられます。

この時点で友一が全員に、今からでも挽回できる方法があると話し始めます。トモダチゲームは基本ゼロサム。1マスずつ全員で進んだ時に、借金が増えるマスがあったことから勘違いさせられましたが、実は全マスを合計するとプラスマイナスゼロになるよう設計されていました。そして、裏切りを誘発するために最初の方に意図的にマイナスマスが配置されていたのです。友一の提案はここから全員が自分への陰口を入れていこう、というもの。陰口を入れられていない人は裏切り者とすぐバレるようにするわけ。しかし、これは陰口を書く紙に何個でも陰口を書けるという裏技で、目論見がはずれます。

次なる友一の提案は「自分がトモダチゲームに申し込んだ」と全員で書くこと。裏切り者が確定し、他の全員が嘘の陰口により神罰を受けます。沢良宜が残り1マスになるこの瞬間を待っていたんですね。そして次の投票は美笠だけが「自分がトモダチゲームに申し込んだ」と書く結果におわります。他の全員が美笠が裏切り者であるとすでに気づいていました。信頼スル手段として用いていたのは禁止されたネームプレートの手渡し。金額さえ見なければセーフだったんですね。見直すと、美笠以外一人ずつネームプレートがなくなっていってます。しかし、ここで大きな突っ込みどころとして、そもそも友一が美笠がいつも通りじゃないという理由で最初から疑ってかかっていたことや、ゲーム監視役の女性2人がさも友一が語るのを見てから彼の策略に気づくとかいうおかしな点が出て来ちゃいました。

それは置いておいて次のゲームには、いきなり友一だけが進むことになっちゃいます。意図して嘘の陰口を入れることで、自分だけが借金を背負って次のゲームに進もうとしたんですね。次のゲームで運営を潰すつもりで全力を出すために一人で行くことにしました。友一の表情がダークヒーローになってきてます。

友一に続いて美笠も嘘の陰口を入れていたことを告白して2人で次のゲームに進むことに。ゲーム前に美笠が友一に過去を語り始めます。一言で言うと「沢良宜がサークラになって、美笠の仲良し男子3人組の友情を破壊した」というもの。3人組の誰かが申し込んだトモダチゲームに巻き込まれて、借金を背負わされたことで沢良宜を恨んでいたといたとは。次のステージに進むと、もう沢良宜は関係ないと思うんですけど、わざわざ話しているという事は今後も出てくるフラグでしょうか。

最後は美笠が、沢良宜こそが裏切り者であるといい、何やら説明を始めます。ちょっと突っ込みたいところもありましたが、まだまだ先が読めずに楽しいマンガですね。続きに期待です。

トモダチゲーム(3) (講談社コミックス)

トモダチゲーム(3) (講談社コミックス)

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