東京喰種:re / 石田スイ(1)、カネキが佐々木琲世(ハイセ)になって、喰種でなくCCG捜査官として新章スタート

カネキ達を匿っていた「あんていく」へのCCGによる襲撃作戦で幕を閉じた「東京喰種」。この「東京喰種:re」は続編です。

主人公であるカネキが最強の捜査官である有馬によって倒されてしまうという衝撃の結末で終わりました。他にも主要キャラクターだった捜査官の亜門が、カネキとの戦いの後で他の喰種にトドメを刺されたと思しき描写が。

カネキが死の直前にヒデと出会い「オレはお前を助けたい」「包囲から逃げられる可能性はゼロ」「もう一回だけ全力で戦ってくれるか、方法それしかねえから」と声を掛けられていたこと、有馬がカネキケンという名前を知っていたことから生きていれば続編でも必ず登場するはず。

1巻のあらすじと感想(ネタバレ注意)

例の「あんていく」襲撃の後、喰種は勢力を増していました。CCG側では新たな部隊「クインクス」が新設されていました。最強の捜査官である有馬貴将を超える捜査官を作るのが目的とのこと。

最初の事件は、トルソーと呼ばれる喰種がかなり食い散らかし。その事件を独自に操作するクインクス班の瓜江と不知(しらず)。最初の喰種との戦いで明らかになったのは、クインクス班は人間に赫子を移植した半分喰種の捜査官で構成されているということ。この力で喰種に対抗するわけですね。クインクス班の指導官である佐々木琲世(ささきはいせ)が、髪こそ白くなっていますがカネキですよね？

クインクスの面々は人間よりも高いRc値ですが、同じ食生活を送れる実験部隊。ですが、ハイセだけは別格みたい。4人のRc値が600〜900前後の中、一人だけ2753、医者からまともな食事が取れないだろうという仄めかしも。

行動範囲や被害者の特徴からタクシー運転手と予想されるトルソー。トルソーを追う瓜江と不知、六月。逃げたトルソーのもとに現れたのが、平子班が追っていたS級喰種のオロチ。性同一性障害を持つ六月はクインクス班の中でも未だ赫子を使えず半人前で戦力外。3人がトドメを刺されそうになった時に現れたのがハイセ。ハイセがピンチに陥った時に、現れる幻がカネキ。この組み合わせは以前も見ましたね、カネキとリゼです。そしてオロチの正体は西尾？　オロチとの戦いで暴走し始めて、すぐさまSSレートの喰種ハイセとして認定されますが、アキラの狙撃で眠り事無きを得ます。

20年間の記憶がないという有馬とのやり取りから、記憶をリセットしたカネキというのがハイセの正体として確定でいいですよね。「グールのくせに」というつぶやきからも、出自が他と違うことを周囲は知ってることがわかります。

赫子を移植した手術の詳細も明らかに。赫包をクインケ鋼材でコーティングして移植しており、5段階のフレームで稼働率を制御。班員は2段階目まで解除されていて40％まで赫子を使えます。ハイセはそのままコーティングなしで移植された状態ですか。

最後のシーンはハイセ達が「:re」という喫茶店を訪れる所で終わります。その喫茶店にいたのはトーカとヨモ。

喰種側からCCG側となって連載再開です。ハイセにハッピーエンドは訪れるのかな。