アニメ化やドラマ化もしたマンガ「もやしもん」が完結したので、最終13巻まで通して読みました。
主人公の沢木直保(さわきただやす)は、某農大に入学した種麹屋の次男坊。彼には、顕微鏡を使わなければ小さすぎて存在を捉えることができないような菌が、デフォルメ化したキャラクターとして見えちゃいます。さらに会話もできる。
この能力を使って八面六臂の活躍!、とはならず発酵に関するウンチクをまじえつつ圧倒的なイベント開催への許容力を見せる某農大で大学一年生を満喫します。
地味ーに主人公にくっつきそうなヒロインがたくさん出てくるんですが、そのうち3人は同じ顔。しかも一人はゴスロリの似合う女の子の格好をした幼馴染の男の子、だったりします。
あらすじと感想(ネタバレ注意)
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沢木直保は某農大に入学すると、沢木の能力についてすでに知っていた樹教授の研究室に関わることに。樹教授は発酵に関する分野の権威。研究室に入り浸る面々はみな個性的。沢木の能力を使って一攫千金を目論む美里と川浜、飲んだくれの武藤、潔癖症の及川、どSでボンテージが似合う長谷川。
そんな面々で、某農大に訪れる一年のイベントを楽しく、知識を増やしながら過ごしていきます。春祭に始まり、前期試験後の沖縄実習、いつの間にか休学した蛍が日吉酒造でゴスロリの格好になってちょくちょく出てきつつ、長谷川さんは許嫁とともにフランスに行っちゃったり。そして沢木もフランス旅へ。
収穫祭、オクトーバーフェスト、謎のアメリカ旅行ときて、最後は蛍をリーダーとした樹研究室での日本酒作り。そして一番最初のイベントである春祭が再びやってきて「もやしもん」の物語が終わりました。
沢木の菌が見える能力は、地味ーなところで活躍するばかりでしたね。最後は、自分以外の人にも菌が見えるようになるという、なんか凄い描写もありましたけど。
これを読むと妙に発酵にくわしくなれます。特にお酒関係ですね。地ビールの話がとても熱かったです。私の実家でも味噌を手作りしてたりしますし、ドライイーストを使ってホームベーカリーでパンを作ったり、ヨーグルトメーカーでヨーグルトを家で作ったりと「もやしもん」に出てくるような発酵を地味に使っていることに気付かされました。
いつか自分でもお酒を作ってみたいなー。もちろん「許可を得ず酒類を製造・販売する事は酒税法により禁止」なんで、しかるべき許可を得た上で。
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