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監視官常守朱 / 三好輝 / 虚淵玄(6)、食糧供給のアキレス腱ハイパーオーツを狙う槙島、シビュラシステムの正体を知りながら槙島を追う常守

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監視官 常守朱 6 (ジャンプコミックス)

踊る大捜査線」の本広克行監督が総監督を努め、「家庭教師ヒットマンREBORN!」の天野明先生がキャラクターデザインを担当しているアニメ「PSYCHO-PASS サイコパス」。そのキャラクターの一人である常守朱を主人公にしたマンガ。

シビュラシステムが監視する社会にあり、その監視を受け付けることなく犯罪を繰り返す免罪体質者の槙島聖護。シビュラシステムの正体が、免罪体質者の脳を並列に接続したバイオコンピュータであることが(読者と槙島には)明らかになっています。

シビュラシステムの端末である禾生が、槙島を勧誘するも拒否して逃亡します。そして、槙島が作り出した犯罪係数を偽装するヘルメットをかぶって、単独槙島を追う狡噛。

6巻のあらすじと感想(ネタバレ注意)

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臨床心理学の元教授である雑賀を訪ねて、次に槙島が狙うのは何かヒントを乞う狡噛。国を崩壊させるために、アキレス腱となりそうな食料自給を一手に担うハイパーオーツに関する情報を仕入れます。ハイパーオーツは、ウイルスの力を使った遺伝子組み換え小麦。より正確には、ウイルスに感染させることで「病気の症状として、気候変化に強く収量が多くなる」という性質をもたせていました。そのウイルスを改変して、食糧生産システム破壊を狙う槙島。

シビュラシステムはというと、常守朱に対して一つの大きな判断を下します。槙島の脳を自分たちに加えるためには、真実を知る協力者なしには不可能と判断。常守はシビュラシステムの真実を知ります。その正体を知り、葛藤するも社会の秩序を保つためにはシビュラシステムの存在は必要不可欠という結論に至る常守。槙島には撃てないドミネーターをパラライザとして使用する許可を得ます。

前巻での厚生省ノナタワーに集合したのと同じように、全員がウイルスを管理する出雲大学のラボに集結。待ち受ける槙島、先に侵入した狡噛、2手に分かれて捜索を開始する常守たち。宜野座と征陸は、仕掛けられた罠により宜野座が下敷きになり、その宜野座をかばって征陸が肩から先を爆発で吹っ飛ばされて死亡します。このときに初めてわかったのが、宜野座と征陸が親子だということ。全然気付きませんでした。

槙島を追う狡噛と常守。最後は、槙島を狡噛が射殺。狡噛は皆の前から姿を消します。宜野座は、犯罪係数が上がってしまって監視官から執行官になり、常守は相変わらずの監視官。シビュラシステムの最終目的は、自分たちの存在を公のものにしつつ社会の秩序を保つこと。そのために、正体を知りながら犯罪係数が上がらない常守の存在は無視できないわけですね。高らかにシビュラシステムのない社会を目指すと宣言する常守。これにて常守朱の物語りは終了となりました。

一応アニメの展開を忠実になぞっているみたいですね。アニメ第2期、劇場版とさらなる物語があるみたいなので、やむなしでしょうか。アニメを超える展開があると面白かったんですが。

監視官 常守朱 6 (ジャンプコミックス)

監視官 常守朱 6 (ジャンプコミックス)

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