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多重人格探偵サイコ / 田島昭宇(21)、ワカナ・モノストーンに乗り移ったマグダラのマリア、精神世界の戦いに突入

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多重人格探偵サイコ (21) (カドカワコミックス・エース)

ルーシー・モノストーンの娘にして伊園磨知の主人格、人格転移で太古より生き続けてきたかのような描写もある伊園若女を倒すべく、途中から主人公となった西園弖虎が若女のいる私設を襲撃しました。

前巻のレビューで、21巻で完結かなと書いたんですが、21巻では終わりませんでした。さすがに22巻で完結だと思います。弖虎が主人公って書いたんですけど、本当は笹山が主人公なんですよね。ただ、ほとんど活躍らしい活躍がない。

若女の狙いは、自分の命を狙う弖虎の中にある雨宮一彦の人格。「弖虎とひとつになり、神を産む」と言いますが、未だその目的の全貌はつかめません。ガクソの研究の発端を作ったルーシー・モノストーンを裏で操っていたのも、人格転移能力を最初から持っていたのも若女だった、ということまでは明らかになっていますが、次のステージに行くために統合人格の雨宮一彦を欲していたんですかね。

21巻のあらすじと感想(ネタバレ注意)

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バズーカまで持ちだした警備に、神がかり的な銃撃で応戦する弖虎。どんどん敵陣に進んでいきます。しかし、無傷というわけに行かず胴体に流れ弾を受けます。放っておけば致命傷でしょうか。

笹山と犬彦は、虹彩認証でしか開かない扉で止まっていましたが、職員と勘違いされてあっさり警備に扉を開けてもらえます。人畜無害な笹山オーラのなせる業ですね。監視カメラのある部屋に行き、弖虎と若女が対峙していることを確認して、すぐさま向かいます。

弖虎が弾切れになり、精神に限界が来た所で、笹山と犬彦と駆けつけます。死んだかと思った雨宮教授は生きていました。「その女は伊園若女じゃない」「精神はまったく違う何か」「若女に寄生して乗っ取った」という発言。「マグダラの・・・」という言葉から、2000年以上転移してきたマグダラのマリアが正体なんでしょうか。

土壇場になって犬彦が若女側の人間だったことも判明。同じルーシー・モノストーンの血を引く異母姉弟。しかし、若女に銃を向けます。姉弟の関係よりも笹山との友情を取りました。

2丁の銃で犬彦と弖虎を同時に打ち抜き、弖虎から雨宮一彦を奪おうとします。笹山は、伊園磨知の姿を見て銃を討つことができません。これで終わりかと思われましたが、弖虎の眼を覗き込んでから超展開。弖虎と美和が若女の精神に乗り込みます。かくして戦いの舞台は若女の精神世界に。中枢に居る若女を消滅させて幕引きを図ろうとします。

殺風景な廃工場のような若女の精神世界。体の崩れかけた女性と幻のように消える子ども。ワカナ・モノストーンに乗り移る前に、乗り移られた女性の精神が残っていました。敵はワカナ・モノストーンとは別人と推理。消えた子どもはワカナ・モノストーン本人の精神でしょうね。そして、敵はやはりマグダラのマリア。

終わるかと思いきや超展開で、精神世界の戦いに。学生服姿の弖虎と美和がなんともゆるい感じに見えますね。

多重人格探偵サイコ (21) (カドカワコミックス・エース)

多重人格探偵サイコ (21) (カドカワコミックス・エース)

多重人格探偵サイコ(21)<多重人格探偵サイコ> (角川コミックス・エース)

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