30巻から始まった「フリーエージェントくん」編も佳境に。与沢翼をモデルにした天生翔というキャラクターが出てきて、情報商材アフィリエイトの洗脳と販売合戦が繰り広げられています。
狂言回しの役はネットビジネス講習「天生塾」のセミナーで洗脳されて、両親とマサルに計100万の借金を背負って入会した村上仁。苅べーというヤンキー達相手に情報商材を売って荒稼ぎ。その苅べー達は苅べー激アツメソッドなる商材を暴力で売りさばきます。商材の中身は「金持ちになりたいなら俺とおなじことをしろ」。
村上が一番弟子の清栄に天生を裏切ることを持ちかけ、苅べー達もパクられるときは村上を道連れにするつもりで暴力に訴え始め、不穏な空気が漂ってきています。
32巻のあらすじと感想(ネタバレ注意)
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村上と組んで天生を嵌めることにした清栄。村上のもとには、マサルから苅べー達がヤバいんじゃないかと連絡が。特定商品取引法で逮捕された情報商材案件はまだないと強がる村上ですが、苅べー達がやっていたのは恐喝。警察から出頭命令が出ています。
スタンガンに迷彩柄のパーカーで武装して村上からカネを巻き上げようとする苅べー達。命がヤバいと思われた村上でしたが、口八丁で矛先を天生に向けさせます。村上の彼女と称して別人を天生にあてがって、頑張っているところを苅べー達が襲撃。ここで判明したのが、実は天生も資金繰りがギリギリだったということ。ボコボコに痛めつけられる天生。村上は結局なんとか3千万円を捻出して苅べー達に渡して逃げ切り。足を洗います。
ボコボコにされた天生ですが、彼女のミーナに隠し資産2億円を預けていました。引き出そうとしますが、すでに詐欺師に持ち出された後。
金を返さねばならないマサルからも暴力で毟り取ろうとする苅べー達ですが、金属バットで武装した護衛達の前に逆にボコボコにされ、アキレス腱をペンチで切られて山に放置されます。この時出てきた護衛の一人が獏木、飯匙倩の手下ですね。肉蝮に片目を潰されています。
フリーエージェント編の結末として、闇金ウシジマくんでは珍しく、村上は足を洗ってちゃんと田舎で起業。天生はホームレス相手に相変わらずの情報商材営業。車椅子生活になった苅べー達も障害年金をもらいつつ、明るくやっているとそれなりに全員笑顔になっています。
そして32巻の最後は、丑島を狙う面々がそろったところで終わります。マサルと獏木はもちろん、獏木のいる藪蛇組、飯匙倩も出所して肉蝮まで加わって丑島包囲網を形成。獏木は丑島だけでなく肉蝮に復讐を狙っていて憎しみが入り乱れています。借金関係なく抗争に入りそうですね。33巻も楽しみです。
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