1万人の失敗談から分かった人生を左右する10年である30代で後悔してしまいがちな50のことを紹介する書籍。50と1万人とどちらも数字がデカイですね。
後悔しない、なんて人に未だかつて出会ったことはありませんが、「こうすれば失敗しないよ」というメッセージは有用かも知れませんね。年齢を30代で区切っているのは、この年代が働くことや家庭を持つことを考えた時に取り返しのつかなくなる期間だから。
誰と付き合うべきか真剣に考えるべきだった
真面目だけではうまくいかなかった
失敗から真剣に学ぶべきだった
「良い習慣」を身につければよかった
コミュニケーション能力を高める努力をすればよかった
どれも一理ありますね。付き合う相手や習慣は大切だという事は言わずもがな。失敗から真剣に学ぶべきだったとか、コミュニケーション能力を高める努力も重要なことはわかりますけど、わざわざ失敗談として語るほどかな。30代も関係無いような。
真面目だけではうまく行かない、なんて言われても普通の人はどうすればいいのか。良い習慣は才能を超えるそうなので、今後に活かしたいところ。コミュニケーション能力も、話術ではなく相手の目配りと気配りが大切だと書かれている点がGood。
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会社や上司の「本音」を慮るべきだった
「正しい努力」ができなかった
「年収を上げる努力」をしていなかった
体を鍛えておけばよかった
「大人の遊び」を知っておけばよかった
税金についてもっと勉強しておくべきだった
世間を意識しすぎた
「」で何やら難しい単語が並べられています。会社や上司の本音とは「結果」であり「業績」であったということを推し量れなかったのは痛い。「正しい努力」は「選択と集中」のこと。努力する前に、重要なことな何であるのかを把握し、それに集中することこそが正しい努力というわけですね。「年収を上げる努力」ってのはまた難しいですけど、年収を上げることにこだわっていかないと上がらないという教訓。
体を鍛えておけばって、誰でもいいそうなことではありますが、弱くなってからでは遅いんでしょうね。「大人の遊び」はいやらしい意味ではなく、40代になって楽しむためには30代のうちに遊ぶための準備をしておけということ。世間を意識しすぎたってのはありそう。なんとなく周りに流されて、結婚、子ども、車、マイホーム、私立の学校とか並んじゃうと破滅は目の前。
概ね、30代に入ってまともに仕事をして苦労している人向けの人生訓が多いという印象です。正社員という好待遇で、ここに上げられているような後悔をしている時点で恵まれていることに気付いていませんね。読む前にタイトルから「何をしても必ず後悔する」ってのが私が考えてたことなんですが、それは入っていませんでしたね。
法則というほど大げさなものは何もありませんでした。これを読んで私の行動が変わるという事はありませんね。
30代を後悔しない50のリスト 1万人の失敗談からわかった人生の法則
- 作者: 大塚寿
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2011/10/28
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