神アプリ / 栗原正尚(8)、紹介者アプリやハッキングアプリを駆使してクジ泥一味を撃破

金次第ですべての電子機器を思うがままに操作できる神アプリおよび神スマホを巡る戦いを描くマンガ。主人公は冴えないマンガ専門学校生ですが、神アプリの使用時に抜群のセンスを発揮して活躍します。

神アプリを悪用する犯罪者と戦うハンターとなり、殺人などの凶悪犯罪も厭わない仮面組合と戦います。その戦いで死亡した芝浦の遺族には、当選宝くじによる保険金の代わりが支払われることになって来ました。しかし、その当選宝くじを狙って他のハンターが芝浦の実家に。

宝くじを巡ってハンター同士の戦いとなります。神アプリで操作する神ツールと呼ばれるハイテク危機を駆使した戦い。相手のほうが会員ランクが上で上位のツールを使用してきますが、巧みな判断力で切り抜けていきます。

8巻のあらすじと感想(ネタバレ注意)

東雲に指示を出し、倒した龍泉のスマホを使って「紹介者アプリ」により御子柴のスマホをCランク会員にします。規約違反なので、借金の額が増えて罰を受ける可能性が高まりますが、目の前の勝利を手にするために犠牲をいといません。

防犯粘土とスワローボをハッキングし合体させた上で、敵を攻撃する武器に転じます。敵グループは機転の効く御子柴を放置して、怪我を負った巻上を狙います、と見せかけて御子柴を待ち伏せして攻撃。しかし、ここまで御子柴の想定内。敵が攻撃している間に紹介者アプリを使って巻上をC会員に。巻上のハッキングにより、敵のデブは撃沈。しかし、御子柴もボロボロです。

最後の1人となった野間口でしたが、未だ使っていない神ツールを駆使して4対1の戦況から、グイグイ押し返してきます。浮遊型エアガンによる銃撃に加えて、超音波による聴覚への攻撃で三半規管への揺さぶり。そのどちらもハッキングとシンセサイザーアプリにより無効化します。敵よりも大きい音を出してしまえば、マスキング効果により超音波が届きません。何気に判断力だけでなく、知識も優れていますね。マンガの専門学校生とは思えない。最後は、敵の最も嫌がる形で、潔癖症の野間口に対して大量の堆肥を浴びせて勝利。

この戦いを監視しているGodToolsの面々。御子柴に対して「η(イータ)計画の候補者」という言葉が飛び出します。犯罪者狩りアプリ統括責任者から「さらなる試練を与える」という発言もあったので、ますます借金が重くなりそうですね。次は再び仮面組合との戦いでしょうか。