プロサッカーチームの監督達海の活躍を描くマンガ。マンガタイトルのGIANT KILLINGは巨人を倒す、つまり弱小チームが強豪に挑んで倒すこと。
3連敗を喫し、キャプテンが村越から杉江に替わって挑んだブラジルトリオ擁する名古屋グランパレス戦で、10人になってから3得点の大逆転勝利。試合後、達海からは「タイトル獲りにいくぞ」というセリフが飛び出します。
次なる相手は首位を走る大阪ガンナーズ、タイトルを狙うETUの位置は5位。
34巻と35巻のあらすじと感想(ネタバレ注意)
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序盤の主導権を握ったのは大阪ガンナーズ。もともと攻撃的なチームでしたが、ハウアーや園田、片山・畑と次々に見せ場を作ってきます。しかし一皮むけたETUも負けておらず。日本代表監督の剛田とブランが見ている試合とあって、椿も早々にスピードとバー直撃のミドルシュートで魅せます。
先制点を決めたのはETU。椿のクロスに赤崎が合わせ、ゴールではなくゴール前にヘディングしたところに走りこんだ夏木がシュート。しかし、大阪ガンナーズは慌てません。今シーズン無得点の試合がたった3試合だけという圧倒的な自身があります。ETUの1点リードで前半は終了、ここまでで34巻。
後半に入って早速のガンナーズの猛攻。しかし、ETUは湯沢のセーブから赤崎が前線のガブリエルにパスを出して一気にカウンターを狙います。いい感じかと思われたんですが、ダッシュしたときにガブリエルが足の筋肉を負傷して交代、肉離れっぽい感じ。交代で入ったのは世良。
試合の流れが劇的に変わるわけではありませんが、ここで存在感を出してきたのがハウアー。髪型に拘るでかいおっさんかと思いきや、中々の苦労人で若い頃に活躍して以降、他のクラブであまり芽が出なかったようです。その活躍していた時に監督だったのがダルファー。もう一度一緒にやろう、という誘いで日本に来ていたんですね。そして、母国の代表になる目標を捨てず、苦手の足技にも磨きをかけていました。足元のプレイが警戒されていない所で、いきなり振り返りシュート。惜しくもバーに当たった所で詰めていた畑がゴール。1対1に戻します。
ここで達海は交代のカードを切ります。熊田に変えて清川。さらに王子を投入。大阪が1人も交代していないのに対して、積極的に交代していきます。吉と出るか凶と出るか、といったところ。この交代は、相手の攻撃のキーマン窪田に椿をぶつけるため。窪田は「わはっ」とか言いながらゆるい笑顔ですが、椿との戦いでめずらしくライバル心が漏れ出してますね。
35巻の最後で、カウンターから世良がシュートをしようか、というところで激しいスライディングをうけ、ボールが転がった所で走りこんだ椿が弾丸シュートを放って勝ち越し2対1。なかなかに熱い試合、椿が窪田に触発されて燃え上がってます。
GIANT KILLING(34) (モーニングコミックス)
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