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路地恋花 / 麻生みこと(1)-(4)、とある路地に集うさまざまな職人たちが織り成す恋物語

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路地恋花(4) <完> (アフタヌーンKC)

路地恋花」は麻生みこと先生の恋愛オムニバスマンガ。路地恋花と書いて「ろぉじコイバナ」と読みます。実在の京都市東山区あじき路地をモデルにしています。

とある路地に集うさまざまな職人たちが織り成す恋物語。手作り本、銀細工、靴工房、布小物、キャンドル、美容師といった職人たちの精緻なもの作りの技工が描かれるとともに、京都弁でうまくいったりいかなかったりする切ない恋が描かれます。読んでてほっこり。

あらすじと感想(ネタバレ注意)

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舞台となる路地の大家は、かつて呉服店の跡取り娘だった笠原早苗。宇宙工学を専攻する京大生の笠原の渡米についていく形で勘当されます。母の死後に長屋を譲り受け、ものづくり職人向けのために「ふきこ路地」とします。

第一話と最終話で登場する職人が、手作り本工房「綴」を営む安竹小春。オーダーに応じて様々な本を制作するのが仕事。もちろん、その仕事だけで食べていくのは難しいので本の補修の内職や書店アルバイトもこなしています。小春の書店を訪れるのが十和田郁巳、元人気バンドのギタリスト。現在は休業中という事でイベント業に携わっています。十和田の持ち込んだ仕事をこなしつつ、その装本技術が認められて最後は東京へ進出します。面白いのは、小春がいないあいだテンポを守ってもらうために十和田を無理やり住まわせるところ。2人がいい仲になるかと思って、実際そういうシーンもあるんですけど、お互い自分の思う道を進んでいきます。住んでいいのは職人限定なんですが、「作曲」を再開するという事でOKに。

同じようにすべての職人が、新しい道を切り開いていく様子が描かれます。そして、空いた部屋には次の職人が。銀細工と万華鏡の話がもどかしくて、とっても切なくてオススメです。すべての話で「やむおち」なる1枚絵の後日談があって、これも見ていてほっこりします。

路地恋花(1)

路地恋花(1)

路地恋花(2)

路地恋花(2)

路地恋花(3)

路地恋花(3)

路地恋花(4)

路地恋花(4)

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