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信長協奏曲 / 石井あゆみ(12)、手取川の戦いで上杉軍と戦い、松永久秀が謀反を起こして信貴山城の戦いへ

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信長協奏曲 12 (ゲッサン少年サンデーコミックス)

戦国時代にタイムスリップしたサブローが、本物の病弱な信長と入れ替わって、信長として生きていくマンガ。入れ替わった本物の信長は顔を隠して、明智光秀として生きています。

サブローの信長として生きるための唯一の指針だった歴史教科書を燃やしてしまったり、信長と明智光秀が同じ顔で密談していることに気づいたりと大活躍だった史実には登場しないおゆきちゃんが11巻でははじけていました。

結局上杉謙信からの信長暗殺指令をまっとうできず、姉に自由に生きろと言われて惚れてしまっている信長側に付くことになりました。

12巻のあらすじと感想(ネタバレ注意)

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信長のもとを訪れる家康。徳川家の情勢を聞いた上で、戦況が芳しくないと知るも「大丈夫だよ、家康くんが勝つよ」「なんせ徳川家康だからね」。ゆるいテンションのアドバイス。やはり歴史の大筋は知っていて、本能寺で命を落とした後、家康が幕府を開くことになることはわかっているんでしょうね。

上杉家からおゆきちゃんが信長側に突きましたが、相変わらず上杉謙信との勢力争いは続いています。畠山氏の収める七尾城を巡る戦いに。北陸支配の足がかりと成るために、ぜひとも欲しい城。信長側に助けを求めてきますが、畠山氏は内部分裂を起こしていてドロドロの状態。柴田勝家を総大将にした援軍を送ります。

1577年に起きたと言われる手取川の戦いへ。

手取川の戦い - Wikipedia

状況をつかむために斥候を放ちますが1人も帰ってこず、上杉軍・七尾城の様子がまったくつかめません。それもそのはず、七尾城の周辺には上杉軍の忍びが展開していました。おゆきちゃん編で出てきたゆき丸も含まれています。それを単独で確認する秀長。どうやら忍びとしての戦闘能力は秀長のほうが格上のようです。

秀長が掴んだ情報は七尾城がすでに上杉の手に落ちているというもの。場内で対立していた片方が上杉軍に降服して、もう片方が全滅。上杉軍は七尾城で信長を迎え撃つ算段でした。

秀吉はこの状況を逆手にとって、上杉軍に強襲させて柴田・丹羽といった自分よりも上の家臣の排除を目論みます。が、秀長が秀吉の名で勝手に自分たちの兵力だけを退却させてしまいます。そのことを柴田に申し開きをし、全軍撤退すべきと訴えざるを得なくなります。結局、七尾城まで至らず手取川で交戦することになり、撤退戦の負け戦に。

手取川の戦いの次は、松永久秀の謀反。サブローと同じく未来から来たヤクザのおっさんですね。とりあえず信長側は幸福の説得をするための使者をよこします。があっさり断る松永。4万の軍勢で松永のいる信貴山城を包囲します。兵力差は歴然、しかし松永は屈しません。「戦国に生きたなら、戦国に散る」と言い放ちます。最後は松永に対して思うところのある森長可が単独で使者として直談判しに行きます。

なんやかんやで史実通りですね。今のところ光秀謀反の気配も無し。

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