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嘘喰い / 迫稔雄(37)、皇帝となり勝利の目が無くなったラロの暴力、逃げ惑う獏

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嘘喰い 37 (ヤングジャンプコミックス)

凄腕ギャンブラー斑目貘、通称「嘘喰い」の活躍を描くマンガ。

MMORPGの舞台を現実に持ってきて再現したプロトポロスという島で、「皇帝」の座を目指して主人公の獏とアイデアルのボスであるラロが戦っています。皇帝になるためには、まずそれぞれの国で王となる必要があり、獏とラロはそれぞれ自分たちのいるテイパーとアズラで王となっています。

武器
テイパー アウトローの支配権
ラロ アズラ 圧倒的な財力?
のぶ子 ショウド 最強のパラメタとハルの支援

という状況。3国を制したものが皇帝になれるということで、平和的な会談はもちろん決裂して3国での統一戦争が開幕。

37巻のあらすじと感想(ネタバレ注意)

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統一戦争1日目、テイパーとショウドの衝突、アズラからショウドへの奇襲でいずれもショウドが勝利。さらにテイパーへ攻め入って砦を落としています。その裏で獏は溜め込んだ大量の資金で食料を買い占め。兵糧攻めの体勢に入ります。

ラロはその戦略の一歩先を行き、すでに食料を獏よりも前に買い占め始めていた上に、島の外との通信手段を確立して、食料の輸送船を襲わせていました。賭郎は通信に気づいて、通信会社に圧力をかけて衛星携帯を無効化。ショウドの食料が無くなるかと思いきや、あっさりとラロが手持ちを手放して入手可能に。しかし、この食料は薬物で汚染されています。崩壊を始めるショウド。

そして、ここから場面は飛んで統一戦争終了後に。先に結末を見せてからどうなったかを追いかけるという演出。統一戦争はラロが勝利して皇帝になり、獏が逃げているシーンから。ラロが勝利したのは、大量の資金を吸い上げた後にアズラ国民の大半を奴隷身分に落とした上で、一着10万ビオスの不屈の鎧を装備させるという戦略によって。高額ゆえに奴隷身分が斬るはずのない装備を身につけさせるというゲーム仕様の穴をついた戦略。

アズラ王のラロが、テイパー王の獏を倒した瞬間に勝敗が決まります。驚愕のラロの表情。テイパーが既にショウドを落とした後だったために、開戦4日目の12月23日に皇帝になってしまいます。皇帝でいられるのは一週間。前皇帝は王になれない、というルールにより、勝利条件の12月31日に皇帝で要られる可能性が消滅。ハルは獏とラロの両方と対立しているように見せて、忠実に獏を勝たせる戦略を遂行していました。それが12月23日よりも前にラロを皇帝にしてしまうというもの。3国の戦争でテイパーが23日に劣勢に成るように仕込み、アズラに落とされるその直前にショウドをテイパーに落とさせるという戦略。

それだけではありません。アウトローの支配権を得たことにより、12月31日に皇帝に成るための仕込みも行なっていました。レベル80以上の王になる権利のあるプレイヤーを島から追い出すことで、自動的にチャンプ・りゅうせい・獏の3人が王になるにしていました。

ここから獏が統一戦争後に、逃げているシーンへとつながります。皇帝になれず勝利の目がないことが確定したラロはためらわず獏を殺しにかかります。島に上陸するラロの暴力。立会人はインナーから突然の制電により一挙に無効化されます。ゲームの裏面突入、血の一週間プロトポロスナイトメアという煽り。ラロの暴力対立会人という全面戦争。そして逃げる獏、という展開。さらに運営側も不法入国者全てを排除に動いています。続きが気になって仕方ない終わり方。

嘘喰い 37 (ヤングジャンプコミックス)

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