渡辺航先生の国民的自転車マンガ。
坂道にとって2年目のインターハイ1日目で最初のスプリント・ヒルクライム勝負が終わり、ゴールをめざして御堂筋と鳴子が最後のスプリント勝負に。それを怒涛のスピードで追う黒田と葦木場。
京伏はやっぱり来た!って感じで小鞠が引いて、御堂筋が飛び出すという展開。鳴子は御堂筋にリベンジなるかといったところ。そろそろ御堂筋の変態虫モードが飛び出しそうです。
41巻のあらすじと感想(ネタバレ注意)
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最期のコーナーを曲がって直線に入ると御堂筋が変態。背中を地面と平行にまっすぐにした虫モード。観客からの「虫みたいな羽根がみえた」「キモい」という声。対する鳴子は必殺技はありません。ただただ、鍛え上げ、磨きこんだ肉体で放つスプリントのみ。
追う黒田と葦木場は、かつての荒北と福冨を彷彿とさせます。しかし、こすれるほどのギリギリコーナリングを見せていた荒北と違って、黒田はガッツリこすってます。しかし、圧倒的な速度でグングン差をつめていきます。最後のコーナリングに至っては、後ろにつけていた今泉がドン引きして危険を感じて速度を緩めるほど。コーナーに曲がりきれない速度で突っ込んで、葦木場の背中を直線方向に押してそのままぶっ倒れてクラッシュ。そんなアシストありなのか。
三つ巴のゴール争いで一歩後ろを走りますが、「オレはこの距離で負けたことはない」と言い放つ葦木場。その言葉通り、御堂筋と鳴子に追いついて並びます。誰が勝ってもおかしくないゴールラインを最初に割ったのは数センチの差で葦木場。鳴子と同時に自転車を前に出したんですが、そのリーチでわずかに勝利。鳴子と御堂筋は一瞬の差で2位の同着。
1日目が終わって、最初のスプリント、山、ゴールの全てを箱学が制覇。王者の貫禄を見せつけます。「俺達は挑戦者だ」と言ってチームを鼓舞する総北キャプテンの手嶋。山岳との戦いでボロボロになった手嶋と、気を失うほど疲労してしまった鏑木。結構ボロボロですね。箱学は黒田が満身創痍ですが、意外と明日も走れそうです。京伏は相変わらずよくわかりません、御堂筋の体に疲れの文字はないのかな。
金城たちOB3人は会場に駆けつけていますが、総北メンバーに声をかけることはありません。チームの危機を救えるのはOBじゃなく、チームの力または個の力だという言葉を受けて、表情を引き締める坂道。2年生の風格を漂わせてきましたね。
御堂筋は敗れてショックを受けていなくなったのかと思いきや、気分転換に走りに行っただけでした。相変わらずピエロのごとき水田くん。御堂筋以外は誰も実力をしらなかった小鞠は、チームのミーティングでもミステリアスな雰囲気。ただ、他のモブ4人も明日のレースには参加するでしょうし、岸上・御堂筋の2人をあっさり回収するだろうという事は結構鍛えられてるんですよね。
インターハイ2日目、レース前に坂道に挨拶に来る新開弟。「今日どこか空いてます?しましょう勝負」と持ちかけてきます。
1日目を終えて、やっぱり箱学が王者としての強さを見せつけるという展開。そろそろどこかで3強以外のチームも出てきて欲しいところですが、キャラが多すぎて大変かな。
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