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コンプレックス・エイジ / 佐久間結衣(5)、コスプレをやめる決心をした公子に会うため仙台へ

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コンプレックス・エイジ(5) (モーニング KC)

20代半ばのレイヤーの生きづらさをえがく佐久間結衣先生のマンガ。主人公の片浦渚26歳に数々の試練が襲いかかります。

自分よりも若くてアニメキャラによく似た女の子の登場、レイヤーの親バレ・職場バレ、彼氏のコスプレ趣味に対する拒絶。4巻の最後で、高校時代からずっと一緒にコスプレをやってきた公子が結婚を機にやめることを口走ります。眠っていて聞いていないふりをしている渚ですが動揺が隠せません。

5巻のあらすじと感想(ネタバレ注意)

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2人が出逢ってコスプレにはまる高校時代に思いを馳せる渚。

友達を作らず孤高で昼休みも一人マンガを呼んでいた渚に話しかけた公子。自分と同じ子供向けアニメの「ナースDEミラクル」が好きという共通点を見つけて仲良くなります。そして、2人で初めて夏コミに行き、コスプレを見て完全にハマります。

冬休みにある冬コミでコスプレデビューを果たす2人に話しかけてきたのが、ベテランのレイヤー。どうやって入っていいかわからない空気に対して「楽しまないと損だよ」と声を掛けます。現在の渚たちと同年齢でしょうか。ずっとこの時が続きますようにと願っていた渚の回想が終わって、仙台へ向かう公子を見送るときに動揺を隠せない顔の渚。

この動揺を引きずって仕事でもミスを連発。冷徹で優秀な若手課長の長谷に目を付けられます。呼び出されて仕事のことを叱責された後「葉山さんはお元気ですか」という質問。葉山さんが退職するきっかけとなったコスプレ写真の1枚に一緒に写っていたのを見つけていました。脅迫と感じて震える渚。

でしたが、あっさりと杞憂に終わります。体調を崩すも長谷に呼び出されて断れず、そこで倒れた渚を介抱した長谷。目が覚めると長谷の自宅で凝りに凝ったNゲージ鉄道模型を目撃。実は長谷は葉山さんの後輩で純粋に仕事をやめた葉山さんを心配して渚に声をかけていました。趣味に情熱をかける長谷は、それが誰に知られようとも恥ずかしいなどという感情が理解できない様子。

長谷のつきぬけた趣味への考えに感化された渚は、公子に連絡を取って仙台に会いに行きます。公子の旦那さんの春太さんはとてもいい人。その様子を見て渚もほっこり。その夜、なぜコスプレをやめることにしたのか公子に尋ねます。公子の答えは、カメラをとことんやりたくなったから。公子の部屋にはコスプレ写真だけでなく、これまでに撮影した大量のアルバムが。

それを聞いて安心して東京に戻る渚、という体でしたが2人とも本音を隠していました。公子がコスプレをやめるのは渚ととうてい同じレベルでコスプレをすることができないほどに、渚が先を走っていることに気づいたから。そして年齢と共にその差は開くばかりだという事も。渚は公子からその思いを察しますが、まったくそのことを感じさせません。

5巻の最後は、母親と渚の会話。公子が結婚してコスプレをやめることになるも自分は続ける、ということを話していると、母の友達のノリおばさんが話題に登場。なんと、60歳を超えてなおゴスロリと楽しんでいるという強者。そのノリおばさんと会うことに。

試練が襲ってきたように見えて少しずつ前に進んでいる渚。長谷課長と良い雰囲気になったりしないのかな。コスプレにはかなり理解がありそうですけど。

コンプレックス・エイジ(5)

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