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凍牌 人柱編 / 志名坂高次(10)(11)、仙台出張を終えたら賞金100億円の生死を賭けた麻雀大会開催

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凍牌~人柱篇~ 11―麻雀死闘黙死譚 (ヤングチャンピオンコミックス)

ヤクザの代打ちとして、命をかけて麻雀する高校生Kの活躍を描くマンガ。通称「氷のK」、決め台詞は「震えてるよ」。このセリフを使う設定は無くなったのかと思うほど出てこない。

次のKの仕事は仙台ヤクザとの対決。相手の代打ちとして出てきたのは、かつて高津組の一軍メンバーだった松本。勝負の場にアイが観戦に訪れ、Kのふがいない様子を見て関の代打ちで卓に入ります。これは松本の提案、アイへの恨みも深いですね。K・松本・アイの3人が揃い踏みで熱い戦いになって来てます。

10巻と11巻のあらすじと感想(ネタバレ注意)

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アイと松本がどんどん引き離していく中、諦め顔になっていくK。残り一人のぽっちゃり片瀬も何もできない男かと思いきや、雀荘の側で大声をあげる諍いがある時刻になると起きるように仕込んでおいて、その騒ぎに一瞬回りが目を取られた隙に堂々とすり替えを行う胆力を見せます。その企みもアイがわざと少牌するという荒業で潰します。

自分を見失っていることを松本に指摘されたKは、表の麻雀に固執していて本来裏の人間であるはずの自分じゃないことに気づきます。「裏の頂点を目指す」というKのここからの麻雀はなかなかシビア。意味のない鳴きや長考を繰り返します。狙いは松本のタイムオーバー。遅延行為で松本が死ぬのを待っていました。っていうか全身にガンが転移して死にかけの状態でゴホゴホ言いながら麻雀する松本もなかなかぶっとんでますね。吐血しながらも松本が必死で牌を引いてテンパったときに、Kはロンを宣言。吐血した一瞬で牌を入れ替えて清老頭直撃。死ぬ前に松本から「自由になれ」と言われ、高津を倒すことを決意するK。

その高津はというと、Kの写真を前面に押し出した麻雀大会を企画していました。参加費1億円で賞金100億円という豪気な大会。4着の人間がロシアンルーレットを回し、死んだら失格というルール。生き残りが4人以下になったときに点数1位が優勝という、どうみても4人しか生き残れない殺人ルール。招待選手として参加費無料枠にはK、堂嶋、高津、アイ、叶、前川。

一般参加で1億円の参加費を持って17人がノコノコとやってきます。そのなかには桂木の姿も。Kのこと好きすぎるでしょ桂木。予選なんてものはなく、いきなり銃を渡されてロシアンルーレットさせられます。続々死んでいくヤクザの鉄砲玉たち。おじけづいて引き金を弾く時点で、17人からいきなり9人に。さらに9人のうち、引き金を引いて生き残っていたのは桂木と田中、宮地という男の3人。叶の部下は結局田中1人しか生き残れなかったという体たらく。

最初の麻雀はK、前川とロシアンルーレットを生き残った宮地と田中。始まってすぐに他を圧倒する宮地。正体は仙台ヤクザの組長。ここで叶も高津も殺して一気にヤクザスターダムをのしあがるつもりという野心家。そしてどう見ても、そうは見えない15歳という設定。全ツッパリの残念なギャンブラーにしか見えませんが、このマンガでは全然OK。押されて4位の前川は果敢に攻めていきますが、ラス親のKに放銃。ここからKが連荘していくのかと思ったら、なんと3位で上がりやめ。点数1位を目指す気なんてなくて、さっさと終わらせるために人数を減らしておくという選択に前川もタジタジ。ロシアンルーレットの結果、前川は脱落。

次は前川が空いた席に高津。最初から4人リーチというギャンブル展開から始まる半荘。その4人リーチをKが制しますが、高津がどんどん高い手を上がっていって独走。あんまりキャラの立っていない田中が2800でハコ寸前になります。トップを狙わずリーチをかけて田中を殺しにかかるK。そのリーチを凌いでのツモアガリに狂喜乱舞する田中でしたが、一瞬の隙でKは点棒を誤魔化します。気づかずに次に進んでしまい、後からわかっても点数は戻って来ません。さらに宮地とKのダブロンでジ・エンド。点棒ごまかしを見逃さなければハコを割ることはなかったんですが。

次に卓に加わるのはアイ。そういうルールなんですね。卓に入るとずーっとラスを避け続けないとダメで、かと言って卓に入らないと1位は取れない、という状況。しかし、どう見ても参加者は全員お金じゃなくて殺したい人がいる、という目的で参加してそうですが。桂木がKの力になれる展開は絶望的でしょう。

そうして始まった半荘は、宮地がいきなり天和。堂嶋を彷彿とさせる豪運ですね。15歳というのもアレですが、麻雀歴3ヶ月で役満は天和しか上がったことがないという運の偏り具合。しかし、主要キャラのアイの加入が死亡フラグでした。天和を上がった後「ホンモノならもっといいタイミングで天和を上がっている」と言われ、全員から放銃でむしり取られます。気づいたら南4局で全員25000点前後に。1700点差の中に4人。

高津はメンホン、アイは喰いタンっぽい手、宮地はリーチというところでKが切った牌にアイがロンを宣言した所で17巻は終わり。喰いタンのみならビリは宮地ですが、ドラが1枚でもあればKがロシアンルーレット、さてどうなるやら。といってもKは死なないでしょうし、桂木・堂嶋が見登場なのでなんやかんやで宮地が死ぬんでしょうけど。

凍牌~人柱篇~ 10―麻雀死闘黙死譚 (ヤングチャンピオンコミックス)

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