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イムリ / 三宅乱丈(17)、明らかになるイムリの道具のすべて

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イムリ 17 (ビームコミックス)

デュガロに促迫をかけてすべてを知り、イムリの道具を宿した上に「抗体」まで身に着けて最強の覚醒者となったミューバ。

一方、ミューバの双子の片割れにして主人公のデュルクは、イムリ達を率いて北の基地に潜入。そこにはミューバの罠が貼られていました。奴隷化され、道具まで宿したイムリが襲ってきます。ニコと結婚の誓いを立てたアンゾがニコの目の前でバラバラに。

17巻のあらすじと感想(ネタバレ注意)

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あまりの惨劇に気を失うニコ、デュルクは敵に促迫をかけて操り扉を開けさせようとしますが全員そのポートの中に閉じ込められます。ピンチを切り開いたのは意識を取り戻したニコ。恐ろしい形相になって、操られているイムリたちを殺していきます。

基地内の飛行船で脱出への策を練ろうというところでニコがデュルクのやり方を攻めます。ここで言い争っている場合じゃないということで、ニコに促迫をかけてしまうデュルク。

デュルクたちのいる船にミューバからの通信が入ってきます。「覚醒者になった」「みんな僕の言うことを聞く、安心して」と声をかけるミューバに対して、心が揺れ動くデュルク。その通信をニコたちが遮ります。

「僕を信じて」という言葉に対するデュルクの行動を見て「嘘つき・・・」と悲しそうな表情を見せるミューバ。このミューバがなんとも幼い部分を見せるんですけど、デュルク以上に悲惨な人生なんでこっち側に感情移入しちゃいます。

飛行船に乗って逃げ出したデュルク達を追うミューバの兵たちですが、どちらも大量の虫によって光彩を動力源にしたエンジンが使えなくて、デュルク達は船から飛び降りることを選択。

落ちた先で「創りのイムリ」に助けられます。イムリをゴンガロへ変貌させる「合」の道具を宿しているイムリ。カーマと戦うために独自に道具を宿していました。創りのイムリが残した祭壇には、これまでデュルク達が必死に歌をつなぎ合わせて得た情報がいきなり網羅されちゃってました。といっても祭壇に書かれた順番の意味を完全には理解できていないために、ところどころ化け物になっちゃってますが。

ところが、ルールにない「合」の道具を宿せることも示唆されていたり、順番通りじゃないのに道具を宿せているイムリもいたりしてデュルク達は混乱。端的に言うと、道具を宿すルールの「めぐり」ってのはAとBを宿しているならCを、BとCを宿しているならDを宿せる、といった具合に3つセットとなるルール。これが歌で残されています。創りのイムリの歌は、そこに「合」が混ざっていて、「合」と「合」で「合」となる、なんて歌詞があります。もしや抗体の生成方法?

17巻の終盤に全部の道具が並んでいてすっきりと分かりやすくなります。

  1. 1巡目に宿すのは「木」「土」「石」「金」

  2. 2巡目に宿すのは「再生」「蟲」「破壊」「圧縮」

  3. 3巡目に宿すのは「孵化」「種」「崩壊」「払拭」

  4. 最後が「合」

金と石で圧縮、石と土で破壊といったルールを全部まとめるとこうりうスッキリした答えにたどり着きます。しかし、順番を間違えても「合」を宿せているイムリもいたりするので、まだ裏がありそう。

そして、それを示唆していたかのように17巻の最後は、チムリが首や背中に道具を宿し忘れたまま「合」を宿してしまう、というシーンで終わり。18巻は道具の秘密のすべてが解明されそう。3巡目がかなり強そうな能力なのも気になって仕方ありません。

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