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Smoking Gun 民間科捜研調査員 流田縁 / 横幕智裕 / 竹谷州史(10)、最後の最後で明らかになる反証データの行方とくるみの父親

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Smoking Gun 10 民間科捜研調査員 流田縁 (ヤングジャンプコミックス)

香取慎吾主演でドラマ化もした「Smoking Gun 民間科捜研調査員 流田縁」。タイトルの「スモーキングガン」は、銃から出る硝煙で決定的証拠を示す決め台詞に使われています。タイトルにもあるように警察とは違う民間科捜研で調査員として働く流田縁(ながれたえにし)の話。

恋人が殺された謎を追い、真犯人である焼死したはずの楠神多聞の正体に迫っています。整形手術により顔を変えていた楠神を仙台の倉庫に呼び出します。彼のDNAと、今まで何度も登場していた人物のDNAが一致した証拠を突きつけます。

10巻のあらすじと感想(ネタバレ注意)

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脅すつもりで突きつけた銃でエミリを撃ち殺してしまったのは大島でした。縁を痛めつけても反証データの行方は喋りません。そこで回想は終わって、現在に。縁は楠神に向けたナイフを投げ出して土下座。「反証データもエミリの最期も思い出せなかった」「警察で罪を償ってくれ、『禁断の果実』を止めてくれ」と語りかけます。

縁が目覚めた時に吊るされたエミリが思い出の姿と重なるように配置、楠神多聞からケント・コバヤシとして生きることを決意したんですね。反証データの行方がわからない以上、KH04を止める手立てはないと話すことから、後悔している自分を偽っていたんでしょうか。

エミリが死んでから、大島に縁を見張るように命令し、ケント・コバヤシとしてKH04の実用化研究に没頭するも、予想外に真紀が事件の調査を開始。自分の民間科捜研に縁を雇いいれていました。そして、KH04を研究している中心人物がバーベルのケント・コバヤシであることを知るに至ります。しかし、正体が楠神多聞であることには気づいていませんでした。

千代田真紀と対峙した時に、真紀が驚くべき事実を話します。くるみの父親は楠神多聞。縁を監視するために真紀の兄圭一郎の顔に整形して登場してきていたのかと思いきや、娘の成長を見守りたかったんですね。そして、9巻ではそのことを指摘しなかった縁も決定的証拠としてDNA鑑定結果から、2人が親子であることに気づいていました。だからこそ、冒頭の罪を償って欲しいという土下座につながるんですね。

楠神は拳銃で自殺しようとし、縁が頭に向けた銃口をそらすも、腹に弾丸が。かけつけたくるみ達は、楠神の最期を看取ります。くるみもまた、自分に接する圭一郎の態度から父親であることに感づいていました。

エピローグは1年後、縁が母親に会いに行くシーン。エミリは縁の母親である流田珠子に反証データを預けていました。しかし、その後珠子は認知症にかかり反証データのことも縁のことも何もかもわからなくなり、現在に至るということが明らかに。

ここで本編が終わり、縁が千代田科捜研に入ったばかりのエピソードも収録されていました。10巻では反証データの行方だけが焦点になるかと思いきや、くるみの父親という新事実まであり、どんでん返しとは行かないまでもなかなかハラハラさせる展開。しかし、反証データの行方は結構ガックリくるものでしたね。私はドラマの方は見てないんですが、本編と同じような展開はあったんでしょうか。

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