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REVOLT / 高木秀栄 / 草下シンヤ(1)(2)、ゲームアプリに夢中になっていたら革命指導者になっちゃう高校生の話

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REVOLT (2) (カドカワコミックス・エース)

KADOKAWAの無料webマンガ媒体のComicWalkerで連載されている「REVOLT」。原作の草下シンヤ先生はドラッグや半グレといったアングラなコンテンツについて書くことを得意としている作家。最近はマンガ原作者としての活躍が増えてきています。漫画の高木秀栄先生は、本作がデビュー作でしょうか。

無料でWebで読めるマンガがどんどん出てきていますね。今のところ収益は、連載を無料で公開して人気が出たら紙と電子書籍の単行本を発売することで回収するという形をとっているみたいです。もうちょっとうまいマネタイズができればいいとは思いますが、微力ながら一読者として応援しています。

簡単なキャラクター紹介

キャラ名 説明
成瀬アキラ 主人公で戦略シミュレーションゲームの天才。父親を亡くしており、母親はそのショックでアル中に。
三原宝珠 アダ名はポー。アキラの幼馴染で同級生。

1巻と2巻のあらすじと感想(ネタバレ注意)

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つまらない高校生活を送っていたアキラのスマホに勝手にインストールされたゲームアプリ「REVOLT」。革命指導者となって軍隊を指揮するゲームにアキラは夢中になります。革命を成功させ、独裁者を捕らえたときにふとテレビの画面を見ると、そこにはゲームと全く同じ光景が現実に展開されていました。

ゲームをクリアすると、スヴェートと名乗る人たちが現れアキラの身柄を拘束します。アキラを客人と呼び「スカウトしにきた」と語る黒澤という男。世界中の候補者に強制的にインストールされたREVOLTで革命家としての資質を見出されて選抜されます。

スヴェートは革命を輸出する企業、革命コンサルティング会社で、強力な武力を持ち指導者としての適性がある人物を探していました。ゲームをしていたつもりが、実際に自分が下した指揮で人を殺していたことを知り自己嫌悪に陥るアキラ。

このリクルート話を断ろうとしますが、西アフリカの某国でぽーの父親が拘束されたニュースがちょうど飛び込んできて、父親を救い出すために指導者として指揮することを決断。REVOLTのゲームに状況を落とし込み、目の前にある3つの選択肢に縛られることなく、4つ目の選択肢として双方に強力な情報力を持った第三者として力を示し、議会での議席を軍事放棄した軍閥側にも認めさせるという方法で無血で解決に導きます。

スヴェートは総合商社光コンサルティングが擁している一会社で、光コンサルティングは革命後の国でインフラや資源開発を担うことで収益を上げていました。革命プラス開発というビジネスモデルですが、反対に現政権を守ることをビジネスとしているアーガイルストーンという会社も登場します。2巻からは、このアーガイルストーンとの戦いがメインになります。とある国でカルト宗教が政権を揺るがそうとしたときに、宗教指導者を爆殺してその武力を見せつけるアーガイルストーン。

戦いの舞台となる国は中央アジアの某国、親露国と中国に囲まれる旧ソ連構成国。米軍の基地使用を認めるかどうかで、現政府と反政府勢力の緊張が高まっていました。

大統領の不正収賄問題を報道させるスヴェートに対して、すぐさま報道スタジオを占拠して規制する現政権。さらに、反政府野党の不正も報道して対抗してきます。

アキラの戦略は、その国の中だけに目が向いているすきをついてのロシアとの天然ガスパイプライン破壊工作。米軍の意向を受けるとみなされると、ロシアはパイプラインの修復に乗り出さないと踏みました。出し抜いたかに見えましたが、アーガイルストーンの重役ジェリコ=マカヴィエフはその戦略を見抜いていました。パイプラインを破壊に向かった部隊が、あらかじめ潜んでいた戦力の反撃で絶体絶命となります。

目まぐるしい展開がなかなか面白い。これは、Web連載で毎回見せ場を作りたいという部分もあるんでしょうね。

REVOLT (1) (カドカワコミックス・エース)

REVOLT (1) (カドカワコミックス・エース)

REVOLT (2) (カドカワコミックス・エース)

REVOLT (2) (カドカワコミックス・エース)

REVOLT(1)<REVOLT> (角川コミックス・エース)

REVOLT(1) (角川コミックス・エース)

REVOLT(2)<REVOLT> (角川コミックス・エース)

REVOLT(2) (角川コミックス・エース)

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