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恋と嘘 / ムサヲ(1)(2)(3)、16歳になったら強制的に結婚相手が指定されるディストピアで恋する高校生

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恋と嘘(3) (講談社コミックス)

少子高齢化社会をテーマにしたマンガ。サクラサクラもそうですけど、子供が少なくなった、ということをネタにして話をふくらませるのが凄いところ。

「恋と嘘」の世界設定は、少子高齢化を解決して出生率を上げるために、超少子化対策基本法「ゆかり法」が成立した日本。国が国民の遺伝子情報を最良の組み合わせで結婚相手を決める政策がまかり通っており、その政策で生まれてきた子供たちがゆかり世代なんて呼ばれちゃったりします。満16歳になった時点で、結婚相手が国に指定されるという北朝鮮も真っ青のディストピアに見えますが、マンガの中の世界はなかなかどうして明るいです。

超簡単なキャラクター紹介

キャラ名 説明
根島由佳吏(ねじまゆかり) 主人公の高校1年生男子。アダ名はネジ、古墳マニア
高崎美咲 ネジの片思い相手
真田莉々奈(さなだりりな) 政府通知で決定されたネジの結婚相手
仁坂佑介 ネジの親友、イケメン

3巻までのあらすじと感想(ネタバレ注意)

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16歳の誕生日が迫る中、政府に決められた相手なんかじゃなく、自分が好きになった相手と結婚したいと願う古墳マニアの根島由佳吏ことネジ。ネジが思いを寄せるのは、同じクラスの高嶺の花の高崎さん。

政府通知が来るその日、意を決して高崎さんに告白するネジ。告白を受けて涙を流す高崎さん。高崎さんの返事は「私も・・・ずっとずっと好きでした」。ネジが初めて高崎さんに声を掛けたのは5年前、消しゴムを忘れていた高崎さんに勇気を出して自分の消しゴムを半分に割って渡しました。その消しゴムずっとポケットに入れていた高崎さん。ところが、無常にも2人の思いが通じ合ったその瞬間にネジの携帯に政府通知が来ます。

そこに書かれていた相手の名前は「高崎美咲」、でしたが一瞬で画面がブラックアウトして次に起動した時には別の名前が書かれていました。怪しい伏線ですね。

ネジは政府通知された「真田莉々奈」という女性との顔合わせに親子で向います。そこにいたのは、まるで人形みたいと形容したくなる色白の美少女。美しい容姿だけでなく、エリート高校で勉強もずっと首席という才媛。莉々奈は学校に友達がおらず、「好き」という感情がわからないという一風変わった性格をしていました。ネジから、ネジが思いを寄せる高崎さんのことを聞き出した莉々奈は、やる気満々でその禁断の恋を応援しようとします。莉々奈の命令で高崎さんとキスするネジ。

高崎さんの心の内が見えて来ませんが、莉々奈はなんら深い考えなしにネジを応援している様子。このまま三角関係で進んでいくのかなーっと思ったら、高崎さんとネジの男友達の仁坂が怪しい雰囲気。お互いに何か暗黙の了解があるかのような様子でしたが、これは2人とも報われない恋をしていてお互いそのことを知っているから。高崎さんが思っているのはもちろんネジで、仁坂が思っているのもなんとネジ。

キャンプや文化祭、厚生労働省じきじきの性教育などで、いびつな関係ながらも、ネジと莉々奈は少しずつ距離を縮めていきます。莉々奈がネジのことを好きになりつつあることを自覚して二人が結ばれるってのが王道路線ですが、それだと世界設定をそのまま受け入れるだけになっちゃうのでマンガとしてひねりがないですね。もっともっと波乱が欲しいところ。

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