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フリンジマン / 青木U平(1)-(4)、教授の教えを受けて愛人作りに奔走する男たちの物語

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フリンジマン(4) (ヤンマガKCスペシャル)

このマンガのテーマは「不倫」。不謹慎な感じですが、完全なギャグマンガで男たちが教授の教えを受けて愛人作りに奔走します。

作者である青木U平先生のwebで公開されている怪獣酒場マンガは必読の面白さ。

r.gnavi.co.jp

キャラクター紹介

キャラ名 説明
井伏真澄 愛人作りの達人で人呼んで愛人教授(ラ・マンプロフェッサー)。同時並行した愛人の最高人数は5人。3人に愛人作りの極意を授ける仕事のできないおっさん
田斉 事なかれ主義の典型的日本人サラリーマン。満島、安吾の同級生
満島 野球好きで、仕事上は井伏の同僚。
安吾 ビデオ屋でアルバイトしている独身。だけどなぜか愛人同盟に参加

あらすじと感想(ネタバレ注意)

4人が雀荘で愛人教授の教えを乞い、お互いの愛人作りに協力する「愛人同盟」を設立するシーンから始まります。

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田斉編

最初は田斉の話から。愛人教授の基準で「愛人の原石」に合致する行動をとった新人OLの山口詠美がターゲットに。GPSとイヤホンを駆使しつつ田斉に的確な指示を下す愛人教授。一緒に部屋に行くまでに至りますが、そこで登場する強面の男。

強面の男は元カレで別れてからもしつこいので、彼氏のフリをしてほしいと山口から依頼されトントン拍子に愛人作りが進んでいくかと思いきや、最後になかなかのオチが待っていました。

山口詠美は元AV女優で整形して今の会社に入社してきていました。元カレは成型前の顔を今も携帯の待ち受けにしている一途ないい奴。その事実が知られたときに、私を抱いて見逃してほしいと山口に言わせるところまでに至りますが、それは愛人じゃないからということでなくなくスルーする田斉。あと一歩が踏み出せませんでした。

満島編

次に愛人作りに勤しむのは満島。すでにターゲットに定めた女性がいました。百貨店の受付嬢の川上ミエという女性。あえてスーツのネクタイを曲げた状態で挨拶し、そのことを指摘させることで会話のつかみとするテクニックで緊張をほぐす満島。もちろんこれも愛人教授の指示ですが。うまいこと食事のデートにありつけます。

ここから進んでいくのかと思いきや愛人教授は満島を詰問します。「妻帯者である」ことをターゲットに伝えていないのは、流儀に反する姑息な手段であると。

しかし、満島は暴走。愛人同盟を振り切って川上と付き合おうとします。が、ここで愛人教授が田斉と安吾にネタ晴らし。満島は既婚者であることを隠していましたが、川上はバツイチ子持ちであることを隠していました。満島と川上の会話、しぐさからそれらを導き出す愛人教授、凄すぎる。

安吾

次は安吾の出番!ということにはならず、安吾の幼馴染与謝野アキが登場。アキの恋愛相談に愛人同盟が乗ることに。アキが好きなのはバイト先に現れる大学生の幹夫。

幹夫について調べるとすでに同じ大学サークル内に彼女がいることがわかります。安吾がアキを落ち込ませないために「彼女はいなかった」と嘘をついたことで愛人教授がついにその手腕を発揮し始めます。嘘を本当にするために幹夫を彼女と別れさせようと行動開始。

愛人教授が語るトラウマ物の別れさせ方は「彼女と愛人教授がしてるところに幹夫を呼び出す」という鬼畜プレイ。田斉と満島の協力でぐいぐい彼女を口説き落としていく愛人教授。彼女が弱いであろうテレビ局関係者を完全に偽装するテクニックを披露。

安吾は罪悪感に悩まされ、口走ってしまった内容からサキに幹夫が彼女持ちであることを漏らしてしまいます。愛人教授が彼女を口説き落として幹夫がそのことに気付くのを止めようと走り出す安吾たち。

最後は愛人教授の口から、最初から彼女を愛人にするつもりはなく、安吾の良心を見たかった事、サキの恋愛相談に乗るつもりはなかったことが語られます。サキには、自分でちゃんと告白することの大切さを教える愛人教授。

プロレス編

田斉・満島・安吾の3人が麻雀していると宅に入ってくる志賀という男。志賀は愛人同盟のやり取りを見ていて、自分も加えてほしいといいます。愛人教授がいない間にドヤ顔で志賀にアドバイスを下す3人。

料理教室で「愛人の原石」を見つけて活動開始する志賀とサポートする3人。ところが、志賀の愛人作りの様子を写真に収めて家庭にばらそうとする男が居ました。

愛人教授が3人がしていることに気付いて、料理教室の様子を除いたときに志賀を妨害していた男の正体が明らかになります。愛人教授のライバルの江戸川という男も、愛人作りのために料理教室に参加していました。しかも江戸川は愛人教授に並々ならぬ恨みを抱いている様子。

すったもんだの末に、愛人教授の愛人リストを奪い取るまでに至る江戸川。そのリストを盾に愛人教授を脅します。しかしリストは偽物。しかも愛人作りについて力強く語った内容は、江戸川の妻の携帯通話に丸聞こえにされていました。

プロレス的展開で最後に落ちがついて終わるんですけど、結局このマンガは打ち切りっぽいですね。ここまでページをめくる手が止まらないくらい面白かったんですが残念。しかし、キャラクターを完全に再利用して女性向け雑誌の編集に奔走する男たちの戦いを描くマンガが始まっているみたいです。「服なんて、どうでもいいと思ってた」ですね。これも今度読んでみます。

フリンジマン(1) (ヤンマガKCスペシャル)

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