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ワンパンマン / ONE / 村田雄介(10)、A級ヒーローを狩るガロウ、相変わらずサイタマを勧誘するフブキの番外編

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ワンパンマン 10 (ジャンプコミックス)

ワンパンマンは、web漫画で人気だったONE先生の作品を、「アイシールド21」の村田雄介先生が作画担当でリメイクしたマンガ。

怪人側にガロウという名の武術家が出てきて面白くなってきます。バングの元弟子ながら、正義が最後に勝つ、という展開に不満を抱いている斜に構えたキャラ。道場破りやS級ヒーロー狩りを繰り返します。

10巻のあらすじと感想(ネタバレ注意)

ヒーロー狩りで着実に強くなるガロウと武術大会に出場するサイタマ

S級ヒーローであるタンクトップマスターを倒した「ヒーロー狩り」のガロウ。ガロウがほかの怪人と違うのは、相手の強さを分析して正確に技を駆使して攻撃を受け流したり躱したり弱点を突いてきたりするところだと語ります。

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それを聞いて武術にちょっと興味が出てきたサイタマは、ボコボコにされたチャランコに話を聞きに行って、とある大規模な武術大会にチャランコのフリをして替え玉出場することを決めます。

A級ヒーローの黄金ボールとバネヒゲの2人も、「目が慣れた」という理由で最初こそ攻撃を食らうものの、あっという間に倒すガロウ。帰り道で見かけたヒーロー協会幹部も殴り飛ばしますが、チャランコに偽装するためのカツラを買いに来ていたサイタマと偶然出くわしてしまって、チョップが全く聞かずに逆にサイタマのチョップで一発ダウンさせられちゃいます。

その夜のことは、倒れて記憶があいまいになったガロウでしたが、次の狙いをキングに定めます。

ムカデ怪人と戦う金属バット

ヒーロー狩りを恐れる協会幹部に護衛をさせられている金属バットに、ガロウが襲い掛かってくるのかなと思いきや普通に、ムカデの姿の怪人。ムカデ後輩を倒したら、一回り大きくて強い「鬼」レベルのムカデ先輩が登場。苦戦しつつも根性でムカデ先輩を倒したら、どう考えても勝てなさそうな「竜」レベルの大怪蟲ムカデ長老が襲い掛かってきます。

たっぷり3話もある番外編

10巻は番外編が3話収録されています。S級2位タツマキの日常と、かっこよさを競うヒーロースーツコンテストに出場するサイタマ。そして、9巻でも出てきたB級1位を死守すべく必死なフブキがサイタマを自分の派閥に勧誘する話。

戦って負けたら自分の派閥に入れとサイタマに持ち掛けたフブキ。団体戦で戦うということでサイタマが連れてきたのは、バングにキング、ジェノスというS級メンバー。しかし、フブキが戦うために用意していたのは対戦格闘ゲームでした。バングやサイタマがあっさりやられますが、キングに順番が回ったときにフブキの部下をごぼう抜きしてその強さを見せつけます。人脈でも負けていることを悟り、敗北したのでディナーをサイタマにご馳走するフブキ。

番外編のボリュームが大きくて10巻はそんなに話が進んでいません。ぶっちゃけると、アニメ放映中にどうにかして単行本を刊行して売り上げにブーストを掛けたかったんでしょう。雑誌単体だとほとんど利益がなくて、アニメ化そのものも出版社に直接うまみがないので、重要なのはやはり単行本の部数ですからね。

ワンパンマン 10 (ジャンプコミックス)

ワンパンマン 10 (ジャンプコミックス)

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