結婚指輪物語 / めいびい(3)、屈強な傭兵団を擁する火の国でお姫様とのお見合い決闘

めいびい先生による異世界新婚ラブコメマンガ。ごく普通の高校生サトウが、片思いしている幼馴染のヒメを追って異世界に迷い込み、指輪王なる世界を救う勇者になってヒメとは結婚することになっちゃいます。

光の指輪をはめてヒメと結婚の誓いをあげたことで指輪王になってしまったサトウは、力を完全なものにするためにはさらに4つの結婚指輪を求めて旅立ちます。エルフの国ロムカにて風の指輪の姫ネフリティスと2回目の結婚の誓いを挙げて、いざ次の国へ。

3巻のあらすじと感想(ネタバレ注意)

水の国へ行く予定でしたが、森を抜けてすぐに火の国ニーダキッタに出会います。変な表現ですが、火の国は猫人たちの彷徨う騎士の国、ざっくり言うと傭兵団。

猫人もエルフと同じように亜人ですが、ネコミミがついていておしりにしっぽが生えていて女性はかわいく、男性は屈強。国に入ってすぐに、ヒメとネフリティスの2人がはぐれますが、闘技場で合流します。猫人達は、闘技場のことを姫様との見合い会場なんていっちゃったりしますが、それもそのはずこの国で一番強いのはお姫様グラナート・ニーダキッタ。

サトウを見て指輪王だとすぐに見抜きますが、「わたしの夫となるものは、わたしよりも強くなくてはならない」といい、一筋縄では行きません。数々の猛者がお姫様の夫となるべく挑んでいますが、勝てたものは一人もいません。身体能力が一般人のサトウはもちろんあっという間にのされてしまいます。その後、少しでも差を縮めるべく、エルフのマルスに剣術を指南してもらうサトウ。

サトウが再び火の国のお姫様に挑む前に、深淵王の騎士が現れます。ある騎士がお姫様に敗れて打ちひしがれていたところを、力に誘惑されて深淵王の指輪に取り込まれました。国の中に火の魔物を召喚し、瞬く間に国は戦場と化します。

剣をも溶かす炎を身にまとう深淵王の騎士に対して、風の指輪の強風とお姫様の剣技との合わせ技で対抗し、見事撃退。再びサトウはお姫様に挑みます。指輪の魔法を使えばいいと話すお姫様に、あくまで自分の力で勝ちたいと考えるサトウ。そのサトウの心意気に指輪が反応します。指輪の声を聴き取れるようになり、相手の動きを一歩先んじて捕らえられるように。お姫様の初太刀を読んで初めて一本取ることに成功します。

こうして、火の国のお姫様とも無事結婚の誓いを挙げて、火の指輪を手に入れたサトウ。予告によると、どうやら4巻は水の国のお姫様。こうやってあらすじを書くと、ちゃんと冒険しているように見えちゃうかも知れませんが、実際はお色気シーンばっかりですからね。あくまで指輪物語のパロディです。水の国の話が出てきた時にマルスの顔がちょっと曇ってたのが気になりますね。