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不妊治療はソーシャルゲーム、婚活も育児も就活もみんな同じ

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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160117-00000012-mai-sociheadlines.yahoo.co.jp

2人で検査を受けた結果、身体的な問題は見つかりませんでした。そこで、まず器具を使って精子を子宮内へ直接注入する「人工授精」から始めました。費用は1カ月3万~5万円で、比較的気軽に受けることができる治療です。

20代前半同士で結婚した夫婦ならいざ知らず、30代で結婚した夫婦にとって初期費用3万円からの不妊治療は高額な負担というほどでは無いですよね。ここから少しずつ重課金から廃課金へ

智子さんが40歳になる少し前、夫妻は「体外受精」にステップアップしました。「体外受精」は、体の外に採り出した卵子に精子をふりかけ、受精させる治療法で、1回30万~50万円程度かかります。

この時点で、すでに引き下がれない心理状態になっていることが容易に想像できます。

智子さんは、不妊に効くという高価な漢方薬を購入したり、自分のホルモン数値や卵の成長をブログに記録したりと、ほかの多くの患者と同じように治療にのめり込んでいきました。1カ月およそ30万円を治療につぎ込んでいるうちに、「まるでギャンブルのように、金銭感覚がまひしてきた」といいます。

不妊治療患者同士で情報交換して、まさしくソシャゲ。

2年半で使ったお金は300万円以上。1度妊娠しましたが、流産し、出産には至っていません。40代前半女性の体外受精による出産率は、1回1~8%程度。これ以上お金をつぎ込んでも、子どもを授かる確率は低いのです。

最初から体外受精という選択肢や、途中であきらめるという選択肢を取りづらいところが憎い設計のゲーム。さらに、時間がたつほどに妊娠しづらくなるという要素もあって、明るい展望が一切見えません。

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終わりの見えない課金地獄が続くのは不妊治療だけじゃないんですよね。婚活もそう。普通の人(笑)と出会うために、結婚相談所にお金と時間をつぎ込み始めたら、もう後戻りできません。

すでに枯れた言い回しかもしれませんが、女性が最低限年収400万円は欲しいという男性が、女性の数に対して圧倒的に少ないので必ず誰かが不幸になる椅子取りゲームです。ここでも、時間がたつほどに不利になるという要素は出てきますね。

ギャンブルというよりもソーシャルゲームの要素が大きいのは、全部SNSで他人の聞きたくない状況が次々に入ってくるから。つぎ込んだお金はサンクコストで、途中でやめるとこれまでの投資が全部無駄だったことになってしまう、というのも痛い。

最近、私は育児もこのソーシャルゲームに近い部分があるのではないかと考えています。FacebookやTwitterなどのSNSで、子供にどれだけコストをかけてどんな教育を受けさせるのかを競うゲーム。このゲームが間違いなくクソゲーなのは、かけたコストがほとんど結果に反映されないことです。なんか、お金をかけたことをアクセサリーでも身に着けているかのように喧伝する空気に閉口します。

就活もそう。みんなが安定が待っていそう(に見える)な大企業を目指しますが、当然ながら全員は入れません。どれだけ時間とお金をかけようとも、内定が取れなければ全部サンクコスト。

就活マニュアルは書店に行けば溢れていますが、みんながそのマニュアルを読んで同じようにすればみんなが大企業に入れるとわけでもありません。

婚活や不妊治療に関しては、できる限り早く行動を開始し、妥協点を見出すことが重要です。育児に関しても、これ以上のコストはかけられないという妥協点をちゃんと決めておくことですかね。ただ、面と向かって妥協しろという最も正当なアドバイスが耳に入らないんですよね。人間って理不尽。

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