ULTRAMAN / 清水栄一 / 下口智裕(7)、エースをねらう怪獣傭兵軍団、明らかになる星団評議会の暗躍

ウルトラマンに変身していたハヤタ隊員の息子進次郎が、ウルトラマン因子を受け継いで襲い来る怪獣たちと戦う月刊ヒーローズの看板マンガ。キャッチコピーは「少年の体に宿る正義（ウルトラマン）の遺伝子、運命の子は本物のヒーローになれるのか?」

学校で進次郎にウルトラマンの正体を知っているという1年男子が接触してきます。名前は北斗星司、オーバーテクノロジーを身にまとったウルトラマンエース。星司のバックにいたのは地球に隠れているヤプール人の技術者でした。

資金稼ぎと称してカツアゲしている星司と進次郎が小競り合いからガチバトルに突入。さらに諸星も乱入してきます。

7巻のあらすじと感想(ネタバレ注意)

セブンはブレードの峰でエースの首から上の装備を弾き飛ばします。その気になれば、軽く殺されていたことにショックを受けて飛び出していくエース。

エースに義手や義足を提供していたヤプール人はベムラーともつながっていました。ベムラーのまとうスーツをメンテナンスしていたのもコイツ。そのベムラーに星司を巻き込んだことを詰問されます。2人の会話からは、12年前の飛行機事故が星団評議会による搭乗客一家の暗殺を目的としていたことが確かめられます。この事故を機に身を潜めたベムラーが再び動き始めたのは、地球が星団評議会と同盟を結んだことと関係があるようですね。

「星団評議会と本気で戦うつもりなのか」「そのつもりだ、でなければこんな体にもなっていない」

星司には、ゼットン星人が接触し、飛行機事故の真実を伝えていました。科特隊でいろいろな指示を下していますが、腹の底が全く見えません。事故の真実を知った星司がそのことをヤプール人に確認して飛び出して行くと、星司の身を案じるヤプール人は科特隊に助けを求めて駆け込みます。すべてゼットン星人の目論見通りに進んでいるように見えますね。

ベムラーには、星団評議会から派遣されてきたアダドが接触してきます。「これは水面下で起きている戦争だ」なんて不穏なセリフが飛び出しました。

星司の身柄を拘束するために出動したセブンとウルトラマンでしたが、エースと間違えられて星司を殺すために雇われた傭兵たちに襲われます。超一流の殺し屋(エースキラー)を名乗る傭兵たちに蹂躙される2人を助けようとエースが飛び出しますが、すぐさまやられてしまいます。ここでジャックや進次郎パパが登場して盛り返していきます。

殺し屋たちの目的は、飛行機事故の真実を知る人たちの皆殺しであることが語られますが、星司の思い出に出てきた「夕子」という女の子の一家を探し出して殺すのが最終目的みたいですね。星団評議会と誰かの代理戦争が地球で行われている、といった感じでしょうか。

エースキラー軍団の宇宙人・怪獣が強くて不気味で怪獣してるって感じが出てていいですね。次に登場するウルトラマンはレオ・タロウでしょう。どれほどかっこよくなるのか今から楽しみすぎます。一番好きなゾフィーが出てくるのはいつかな。