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ぼくは麻理のなか / 押見修造(8)、取り乱し家出する麻理の母、ふみこを連れて心の中から消えていく麻理

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ぼくは麻理のなか : 8 (アクションコミックス)

「ぼくは麻理のなか」は、コンビニで働く女子高生の麻理に恋をした引き篭もりの大学生が、その女子高生自身になってしまうというマンガ。

麻理が抱えていた心の闇が明らかになってきています。母親と父方の祖母の折り合いが悪く、祖母がつけた「ふみこ」という名前が、祖母の死後母親によって「麻理」に改名されていました。そのことを思い出してから、母親に名前を呼ばれたときに嘔吐してしまう麻理。家で一言もしゃべれない状態に陥ってしまいます。

一方、蚊帳の外になっていた功は、新たな一歩を踏み出すべく髪を切って働き始めます。

8巻のあらすじと感想(ネタバレ注意)

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コンビニで働き始めた功は、依に「もうやめようよ」「『麻理さんの中の僕』とか・・・そんなの全部嘘でしょ」と言い放ちます。自分のしたことが麻理を追い詰めていたのかと落ち込む依でしたが、姉と話してそうではないと考え直し「絶対に助ける」と決心。

依は麻理の家に行き、反応を返さない麻理に「小森、聞こえる?」と呼びかけます。「ごっこあそびしてたわけ?」「くだらない」と苛立ちを隠さない母親に対しては、「ふみこって誰ですか?何か知ってますよね?」と核心を突く質問をぶつけます。そのとき、これまで見せたことがないほど母親の顔が邪悪に歪みます。

最初はしらばっくれようとしますが、すぐに「史子」から「麻理」へ改名したことを認めます。そのとき「わたし、かわいくない」とつぶやき、一瞬でしたが自分を取り戻す麻理。依は、鬼気迫る表情になった母親に家から追い出されます。

次のシーンは麻里の心象風景でしょうか。麻里の中にいる小森の視点で、麻理と散歩しているところで、迷子になってしまって泣いている「ふみこ」という女の子に出会い、麻理はふみこをどこかへ連れていきます。小森の前から去る時に「ごめんね、私、きみの日記見ちゃった」と話す麻理。

再び目を覚ます小森功人格の麻里。母親は書置きを残して家出していました。2人で学校に行かずに遊びますが、依の前に一瞬だけ顔を出して「さよなら」と告げる麻理自身の人格。次の瞬間には小森功の人格に戻っていました。一方、功のもとには学校に行ってないことを聞きつけた母親が「帰って来い」と告げに来ます。

麻理の中から麻里が消えつつあり、麻理に起こっていることの謎を解く鍵となるのは小森が書いていて麻理が見てしまったという日記。母親が改心しないかぎり迷子になってしまった史子は戻ってこなさそうです。

ぼくは麻理のなか : 8 (アクションコミックス)

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