のぼさんとカノジョ？ / モリコロス(5)(6)、カノジョに思いを告げるのぼさん、のぼさんと一緒に居られないから成仏を願うカノジョ

のぼさんとカノジョ？は、大学生の野保康久(のぼさん)と姿の見えない幽霊との同棲生活を描くドタバタコメディマンガ。月刊コミックゼノンに連載しています。

カノジョは幽霊なんですが、のぼさんとホワイトボードで会話し、家事を完璧にこなします。基本的にモテモテなのぼさんの大学生活を描くマンガです。そして、自分がモテていることに全く気づいていない罪作りなのぼさん。

二次元カノジョの誤解を解く流れで、自分の部屋に幽霊が居ることをみんなに明らかにしたのぼさん。自分の部屋にみんなを連れて行って、カノジョを紹介することになります。

5巻と6巻のあらすじと感想(ネタバレ注意)

部屋に行き、誰も居なかったのにできている鍋の用意を見ても、まだ疑うみんなでしたが、カノジョがホワイトボードに文字を書いて鍋を動かし始めると信じずにいられません。

のぼさんのことが好きな金城さんは、相手がユーレイとわかっても「特別な人」と言われてしまうとショック。そして、金城さんのことを好きな近藤は、それでも金城さんがのぼさんのことを来にかけているのを見てモヤモヤ。

みんなの恋愛感情を理解しはじめたのぼさんは、少しずつ様子がおかしくなっていきます。ユーレイのカノジョを好きになっていってる自分に気づき、告白しようとして空回りしたり。カノジョに思いを伝えると、その夜枕元に「帰ってくれ」「ここはおまえの居場所じゃない」と話す男の幽霊が出てきます。

次の日、普段通りの日常を過ごして、一夜開けるとカノジョがいなくなっていました。何をしても、どんなふうに呼びかけても何の反応も帰って来ません。泣きながら一人で料理を作っているときに、手が滑って包丁を落としてしまいます。のぼさんの足に刺さろうかというところで、空中にピタッと止まる包丁。カノジョはのぼさんの前から消えるために居ないフリをしていました。

「帰ってくれ」って言ってたのは、男の幽霊ではなくカノジョの記憶の中の男でした。カノジョものぼさんのことが好きでしたが、ユーレイの自分とずっと一緒にいられるわけではありません。だから、居ないフリをして、のぼさんの前から消えようとしていました。

カノジョの気持ちを聞いて悩むのぼさんでしたが、カノジョの思いを優先させるべきだと思い、父親にカノジョを成仏させるよう頼みます。ところが、やってきた父親はカノジョを成仏させられないと言います。基本的にお悩み相談形式で成仏させてきた父は、記憶のないユーレイに対して無力でした。

ここから振り出しに戻り、カノジョの記憶を取り戻すために、あのサングラスの怪しい男を探すことにします。といって探そうとした次のページでアパートに現れるその男。あっさりとのぼさんに名刺まで渡しちゃいます。男は「もっと前にあの部屋に住んでいた」「仕事の前に立ち寄るのは、願掛けのようなもの」と話します。誰かと一緒に住んでいたのかというのぼさんの問いには「いいえ」。

その男、榊の名刺を見たカノジョは、記憶の中に肩書きだけ違う同じ名刺を見た記憶が蘇ります。

ラブコメっぽく見えて、着実に真相に向かって進んでいってます。のぼさんのユーレイへの思いは通じなさそうだし、金城さんと近藤はくっつかなさそうだし、どんなハッピーエンドを迎えるんでしょう。