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銃夢火星戦記 / 木城ゆきと(2)、火星で退治するガリィとエーリカ、暗躍する屍人兵士たち

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銃夢火星戦記(2) (イブニングコミックス)

銃夢から数えると約24年間かけて完結した銃夢Last Orderの続編、銃夢火星戦記。1巻では、火星にいる陽子がガリィとなるまでを描いていたんですが、2巻からはガラッと変わってLast OrderでZOTT終結後のガリィが描かれます。1巻の続きは3巻から。

火星編のキーワードになりそうなのが「屍人兵士(ネクロ・ソルジャー)」。死体の脳組織を化学処理して電気回路として扱い、生前の人格・記憶・技能を再現しながら無線命令で完全に操るという代物。

あらすじと感想(ネタバレ注意)

ZOTTから3年後、金星に行って何かをしてから、ザジの頭に残されていた伏打の暗号メッセージを読み解き幼馴染のエーリカと対峙します。

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金星で仲間になったバーサーカー銃のタンゴ(2巻の表紙のガリィの背中についているやつ)とともに、エーリカが作ったニノンたちの墓の前に。かつてマミアナだった場所は跡形もなくなっていました。200と8年ぶりに再開したガリィとエーリカはやはり戦いに。

戦いの途中でガリィがかつてエーリカを殺したことを告げます。つまりエーリカは自身では気づいていませんでしたが、誰かに操られる屍人兵士。戦いを止めに現れたのは3人の達人。パラベラム、戦争博士ブレーメン、マイスター・ゲルクト。ゲルクトは陽子の火星での機甲術の師匠でした。

4人は全員、英霊団(エインヘリヤル)の一員。3年前のZOTTでガリィがカエルラに敗れて死んだ後に屍人兵士に改造する予定だったことをゲルクトが語ります。「もはや我らは不倶戴天の敵」と話し、去っていくゲルクト。戦いを終えたガリィを包囲するように現れたのはザジ率いる部隊でした。ガリィをリメイラ王女暗殺未遂容疑で拘束します。1か月前、ガリィの姿をした何者かがリメイラ王女と謁見したときに、襲い掛かりその場から逃亡していました。

ザジたちがガリィと尋問する場に現れる天蓋協会のムイ、カエルラ、リメイラ王女。カエルラはガリィをかばいこそしませんが、英霊団とその黒幕ダーザイン、潜り込んでいる屍人兵士について警鐘を鳴らします。リメイラ王女に対しても、偽ガリィ暗殺未遂で屍人兵士に改造されたことを疑っている様子。カエルラのヴァンパイア・アイをもってしても屍人兵士を判別することは不可能で、それが可能だったのはトリニダードことムバディただ一人でした。そのムバディを倒したのはカエルラとガリィ。英霊団が表立って活動を開始した理由が繋がって来ました。

その会談を終えて航空機で離脱するカエルラですが、パイロット席は無人で航空機は爆破されます。ゲルクトの手によるものであることが、エーリカとゲルクトの会話からわかります。ゲルクトは自身が屍人兵士に改造されたと知った上で、自分の思うように行動していました。

エーリカやゲルクトと出会い、屍人兵士について調べることを決めたガリィは、スーパー・ノヴァに会いに行きます。銃夢といえばやっぱりこのキャラですね。

2巻の終わりは特別読み切りの「霧界」。正体不明の灰色の物質で覆われた灰洋のなかの時間の止まった世界を描きます。

英霊団という敵は見えてきましたが、裏にいるダーザインとの関係や世界の全貌はまだ見えて来ません。ガリィの運命を見通していたかのような、ゲルクトのセリフが気になります。1巻でもそうですが、メルキゼデクとはまた違う運命を支配する何かが絡んでいるんでしょうか。

銃夢火星戦記(2) (イブニングコミックス)

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