母親のもとに帰ってきた陽子と、悪の権化ムスター・バロンのもとについたエーリカ。2人の過去が明らかになります。
4巻のあらすじと感想(ネタバレ注意)
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ムスターが使っていた結晶化毒について知識を深めるエーリカ。それだけでは無害ですが、相手の体内に入れた後で特定周波数の超音波を照射することで相手を結晶化させられます。実験していたムスターの部下チンモイをためらいなく結晶化毒で殺すエーリカ。
エーリカが謎をといた黄金杖の暗号を解き明かして、火星の秘宝までたどり着いたところでダムヤンが反旗を翻します。解毒剤を飲み続けなければ、一週間で死んでしまう遅効性の毒を盛られていましたが、秘宝探索の途中で解毒剤を盗み出していました。しかし、その解毒剤がムスターの罠で、上述の結晶化毒だったことに気づかず、超音波で結晶化して死にます。
陽子とエーリカの過去のエピソードだったはずですが、ここでさらにムスターの過去の回想が始まってしまいます。のちのムスターとヨハン(エーリカの父親)は、かつて一緒に火星の公主カグラがスポンサーとなって遺跡発掘調査に携わっていました。黄金杖とクラウゼヴィッツ戦争論という秘宝に至る2つの鍵を見つけたところで、口封じで殺されかけます。町に逃げたときには、公主の手が回っていて、全員強盗殺人の犯罪者にされていました。
ムスターは黄金杖を、ヨハンは戦争論を持ってそれぞれ持っていくことになります。自分だけが知る場所に隠して万が一のときの取引材料にするためでした。ヨハンは、強盗殺人は全部俺がやったことにしろ、と言います。チンピラ風ですが意外と良いやつだったようです。
このあとムスターが悪に至るということは、間違いなくどこかでさらなる深い絶望が待っているんでしょう。ぶっちゃけた話、妹にひどいことをされるんでしょうね。話を膨らませようとして、どんどん脱線しちゃってる気がします。陽子の出番が殆ど無い。
- 作者: 木城ゆきと
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