大阪城でのクローン製造装置をめぐる戦い。魅央をかばって陽がルシリア主の攻撃に倒れました。
20巻のあらすじと感想(ネタバレ注意)
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父を殺された怒りで暴走してバケモノになるかと思われた魅央でしたが、力を制御してエボルとなり超人的な強さを手にします。20巻の表紙が魅央のエボル化した姿。
その力でルシリアのエボルたちを次々に倒し、主をも圧倒しますが、キイチとナナセを人質に取られます。太陽の塔が突っ込んできたドサクサで、キイチとナナセを助け出して太陽の塔に乗ってその場から退却。
魅央たちがたどり着いたのは、絢士たちが本拠地にしていた特殊生物討伐の中央基地でした。マッドサイエンティストな早乙女が登場します。北海道が壊滅した後、各地に基地を作り、地下にはクラスターという実験施設を作って、バケモノへの対策を立てていました。魅央が暮らしていたのはクラスター7でしたね。
主が復活させようとしていた救世主は「武重満」でした。帝王と融合した人類の希望にして生徒への偏愛を見せる変態教師。クローン復活までには10日ほどかかるということで、戦力を整えて8日後にルシリアに突入します。
ルシリアには、住民やエボルの死体が散乱していました。屋上に進むと、裸の武重がたたずんでいました。穏やかな表情ですが、記憶を失い、人間を破壊したいという衝動にかられていました。魅央とともに突入した陽に劣らないエボルたちが紙くずのように倒されていきます。
魅央もまったく歯が立たず、殺されようかというところでエボル化が解けます。そのとき魅央の顔を見て、武重が反応を見せます。「白崎・・・くぅん!?」
クローンのはずなのに記憶が復活したかのような描写、バケモノとは融合していないのに人間を破壊したいという衝動に支配されていることから、主が復活させたのはただのクローンではなく新しい生物のような気がします。
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