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ぼくは麻理のなか / 押見修造(9)、明らかになる小森功の日記と記憶の真実、麻理・依・功の3人はそれぞれの道へ

マンガ [マンガ] ぼくは麻理のなか [マンガ] 完結済のオススメ
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ぼくは麻理のなか : 9 (アクションコミックス)

「ぼくは麻理のなか」は、コンビニで働く女子高生の麻理に恋をした引き篭もりの大学生が、その女子高生自身になってしまうというマンガ。

麻理が抱えていた心の闇が明らかになってきています。母親と父方の祖母の折り合いが悪く、祖母がつけた「ふみこ」という名前が、祖母の死後母親によって「麻理」に改名されていました。

再び目を覚ます小森功人格の麻理。母親は書置きを残して家出していました。麻理の心の世界で、麻理はふみこをどこかへ連れていきました。最後に気になる言葉「ごめんね、私、きみの日記見ちゃった」を残しています。

9巻で完結となりました。麻理・依・功の3人はそれぞれの道へ進んでいくことになります。

9巻のあらすじと感想(ネタバレ注意)

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記憶の深いところで何かが引っかかってると話す麻理は、小森が書いていたという日記を見ることを提案します。その日記を見ることで、麻理の中にいる小森までいるのではないかと怯える依。

次の日、学校に行かず家にいる麻理に、小森本人からメールが届きます。8巻の終盤で描かれていた実家から来た母親が来たことを伝えます。すべてを知っていた母親に諭され、実家に帰ることを決意したとも。

小森に日記を書いていたかを尋ねるメールを麻理が送ると、返事はイエス。1か月後、決意を固めた麻里は、依とともに小森が帰った田舎に向かいます。小森の人格である麻理には、日記を書いていたという記憶がありませんでした。

駅で小森に迎えられ、小森の実家に向かう麻理と依。実家に帰って、父親の手伝いをしていると話す小森は、健康的な顔つきになっています。実家について母親が出迎えた時に、「全然違いますね・・・僕の知ってるお母さんと・・・」とつぶやく麻理。

小森の部屋へ行き、日記を出してもらいます。依が手に取り、麻理に本当に読むのかというジェスチャーを投げかけ、小森に部屋から出ていってもらいます。2人でノートを開いてから蘇っていく麻理としての記憶。

空気のような父親と、自分を望みどおりにしようと凝視する母親という家庭にいる絶望感。そこで見つけた自分とは対極にいる見るからにダメ人間な小森功。麻理は小森のストーキングをはじめ、部屋に忍び込んで日記を読み漁ります。消えたいと願った麻理の中に宿ったのが、麻理自身によって作り上げられた小森の人格。だからかこそ、小森のことは全部知っていて本人のようにふるまえても、麻理の記憶があり、小森の記憶はありませんでした。

場面は再び麻理の心の中へ。

「僕は本当はいないんだね」

「君が頭の中で作った、作り物の小森功なんだね」

と幼いふみこの手を引いた麻理に話しかけます。

「ごめん」

「でも私も、麻理もにせものだよ」

と答える麻里と、それを不思議そうに見つめる幼いふみこ。どこにも帰れない、うちなんてない、消えたいとなく麻理の手を引いて歩き始める小森とふみこ。

日記を読んで気を失い、目が覚めた時にいたのは「麻理」の人格でした。小森とふみこは一緒にいる、ずっと見守っていると言い、光の中に消えていきます。目が覚めた麻理は、依を見て「私と友達になってくれる?」と聞きます。

エピローグは、高校の卒業式。別の大学へ進学することが決まった麻理と依、実家で父親の手伝いをしている小森。穏やかな表情になって家に戻ってきた母親と、破られていたけど修復されて飾られている祖母がとった「ふみこ」の写真が家にありました。

あとがきには、森繫拓磨先生、横山了先生、清野とおる先生、押切蓮介先生という闇の深そうな4人の漫画家による連載修了を祝うメッセージが。愛されているのをひしひしと感じるメッセージでした。女子高生になっちゃった引きこもり男、なんて押切先生にしか描けない危ないテーマ。ハラハラさせつつ、麻理が抱えていた闇を晴らすべく動いていくストーリーと、最後のさわやかな読後感。名作ですね。

ぼくは麻理のなか(9) (アクションコミックス)

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