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今際の路のアリス / 麻生羽呂 / 黒田高祥(4)、クラブのキングの登場、明かされる任務の一端とそれぞれの記憶

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今際の路のアリス(4) (サンデーGXコミックス)

「今際の国のアリス」のスピンオフ。

キーナを救い出し、砂嵐の中ハヨンから逃げたアリス。逃げた先のオアシスのようなところで、リュックを背負った男を目にします。

4巻のあらすじと感想(ネタバレ注意)

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  1. 砂漠でハヨンを撃ち殺したのはやはりクキでした。手錠につながれた後、ハンマーでその手錠を壊すことを諦め、自分の手の骨を破壊して脱出してました。その後、猟師の家で猟銃を調達して自分の左腕に固定。小動物を捕まえて食いながら復讐のチャンスを狙っていました。

  2. ハヨンを殺されたアヨンはショックで二重人格となります。ハヨンのかたきを討とうとするアヨンの人格と、アリスへの殺意に燃えるハヨンの人格。ハヨンのトランプはクキが持ち去りますが、1枚だけ残っていたハートQはミトがポッケナイナイ。

  3. アリスが神社で出会ったのはクラブのキングの男、茂呂源也(モロげんや)。モロが単独で東京に向かって出発したのは「任務」のため。

  4. 3巻でキマリが語っていた任務。「東京を救う」ということ以外は詳細を思い出せませんが「任務」を負っていました。その任務にまつわる記憶を呼び覚ますために絶対に持っているはずのない過去に捨てたアイテムを持っていたとも。

  5. キマリが覚えている任務の記憶は「5人のチーム」だということ。その5人とはガモン・キマリ・アヨン・ハヨン・モロ。ガモンが覚えている記憶は「トランプがこの世界において重要な意味を持ってる」ということ

  6. アリス・キーナ・モロの3人はカヤックで海路を進みます。アヨンたちは、気球を見つけて空路を進むことに。気温が下がる朝に出発しようとしますが、その日の夜にクキがガモンを殺します。ガモンはとどめを刺される前にミトに、この世界がこの世とあの世の狭間の黄泉路であること、任務の最重要人物が女子高生であることを伝えます。

  7. アリスたちは海路で、アヨンたちは空路で、クキは動物園に打ち捨てられた馬を調達してそれぞれ進み静岡に到達します。

3巻はやや遅い進みな気がしましたが、「任務」とバラバラの記憶という要素が出てきて、一気に謎解き感が高まりましたね。本編は東京への隕石落下エンドでしたが、それとどう絡まってくるのか楽しみです。

名前 トランプ 説明
小島亜里朱(アリス) ハートQ 主人公の女子高生、ソフトボール部に所属していた
佐野紀奈(キーナ) クラブQ 京都でアリスと最初に出会った女子高生
弥刀邦松(ミト) ハートJ 花火を上げて全員を集める若い男
九喜杜男(クキ) クラブJ うだつのあがらない風の管理職のおっさん
富井幹比呂(トミー) ハートK 長距離トラックのドライバー
加納我文(ガモン) ダイヤK 死亡
金夏英(ハヨン) スペードQ 死亡
金娥英(アヨン) ダイヤQ ハヨンとの二重人格に
由良倫義(ユラ) ダイヤJ 死亡
安食柊(アジキ) スペードJ 死亡
木鞠隆一(キマリ) スペードK 警察公安部
茂呂源也(モロ) クラブK サバイバル得意なイケメン

今際の路のアリス(4) (サンデーGXコミックス)

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