サンデーうぇぶりで配信されているパニックホラー。
1巻と2巻のあらすじと感想(ネタバレ注意)
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主人公の神宮マサトは、なぜか動物に好かれ、コミュニケーションを取ることができる16歳の高校生。幼いころ、毎日遊びに行っていた不二サファリワールドに、幼馴染のヒトミと訪れた日にすべてが激変します。
動物たちの顔が人間のものになり、言葉を話し、知恵を持ち、人間たちを次々に襲い始めます。マサトとヒトミ、サファリワールド職員の中田と、動物たちから逃げまどいます。
追いつめられたところで、一帯に放送が入り動物たちが引き上げていきます。スマホにはある動画が配信されていました。その動画の中で「ぶたえんちょー」と名乗るサファリパーク園長の顔を持つ豚は、不二山一帯を動物公国としてにほんからの独立を宣言。
何故か、不二山一帯を囲むように、底の見えない巨大な溝ができあがり、中にいる人間が地上から外に逃げることは不可能になります。国は記者会見で、大規模な地盤沈下があったが、死傷者はゼロだと会見し、真実が語られません。溝を渡ろうとしたヘリは、すべての電子機器が故障して墜落。唯一ヘリで生き残った報道記者のチエが仲間に加わります。
4人は自衛隊駐屯地にたどり着いて保護されますが、マサトは異常な地の臭いを嗅ぎ取ります。倉庫の中では人間が家畜にされて大量に殺されており、自衛隊も動物たちの言いなりでした。
ヘリに乗って駐屯地から逃げようというときに、マサトは中田が動物たちとつながっていて何かの秘密を隠していることを指摘します。
パニックホラーなので、サクッと読めます。見どころは、いろんなヒット漫画の要素を中途半端にパクリまくり、下手くそな伏線を次々に展開していくところ。不器用なセリフやシーンと、無駄に迫力のある絵が、逆にホラーなのです。人間の顔がついている動物たちが、私には進撃の巨人に出てくるモブ巨人たちにしか見えません。動物に人間の顔がついたように、マサトの体に動物の怪力が宿りつつあることもしつこいくらい下手な伏線で匂わせます。パニックホラーからの変身バトルっぽい展開が見え見え。
主要キャラ以外の人間は、あざとすぎるくらいサクッと裏切ってマサトたちを窮地に陥らせたりと、狙っているのかどうかわかりませんがある種のギャグとして成立しています。
他の漫画とは逆の意味で続きが気になる漫画ですね。
3巻と4巻のあらすじと感想
- 作者: カトウタカヒロ
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