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自殺島 / 森恒二(16)(17)、セイとカイの戦いに決着、島が解放され自殺未遂者たちはそれぞれの道へ

マンガ [マンガ] 自殺島
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自殺島 17 (ヤングアニマルコミックス)

自殺未遂者達が無人島に放り出されてサバイバルするマンガ。

長く続いたサワダグループとリョウグループの抗争も、サワダがサメに食われて終結。戦意喪失したサワダグループを許せないリョウでしたが、サワダグループのヒロが自分の命を差し出すから他の人を殺さないでほしいと懇願します。リョウは誰も殺さずに解放することを決断。仲間を殺された以上、一緒に入られませんが、お互いに争わずに生きることを決めて元の場所に戻っていきます。

同時発売の16巻と17巻で完結となりました。

16巻と17巻のあらすじと感想(ネタバレ注意)

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サワダが死んだことを聞き、サワダについて話し始めるナオ。本当は誰よりも臆病で、破滅願望のあったサワダが本心をさらけ出せる相手はナオだけでした。だからこそサワダはナオに執着していましたが、ナオはそんなサワダから逃げ出しました。

農家出身のミノルがいなくなってしまいましたが、稲の収穫の時期が迫っていました。スギやボウシは、ミノルが話していたことを思い出しながら、田んぼの水抜きを指示します。脱穀・籾摺り・精米といった大変な過程を経て、自分たちの口にコメが入っていたことに気付く一同。

男たちが農作業なら、女たちはナオの出産をサポートするために万全の布陣を敷いていました。12時間もかけた大変なお産を経て元気な産声を聞くことができます。自分の命がどれだけ困難な営みを経て今あるのかということに気付き、自ら命を断つことだけは絶対にしてはならなかったんだと話し始めるセイ。たくされた命のバトンを捨ててはいけなかった、という答えに辿り着きセイとリョウは抱擁します。

米の収穫祭と、セイとリヴ、ボウシとタエの結婚式が執り行われます。島の外では、ヘリの数が増えてきて、この暮らしの終わりが近づいていることを告げていました。

喜びにあふれる祭でしたが、リョウがカイの泣き声を聞き、殺してほしいという懇願を受け入れて牢から出した時に急転直下の展開となります。カイが隠し持っていたナイフでリョウを刺し、リヴを人質に取って山に逃げ込みます。

皆でカイを追っていることに気付かれればリヴの身が危ないと感じたセイは、イキルを連れて単独でカイの跡を追います。セイには、カイの狙いが自分一人を殺すことだとわかっていました。

リヴに森を案内させて見晴らしのいい、狙撃するための隠れ場所がない平野に陣取るカイ。カイに追いついたセイは、愛するものを守るために初めて殺意の感情にその身をゆだねます。確実に狙撃できる場所まで近づけなければ、一撃で絶命させられずリヴが殺される可能性がありました。日没まで待ってカイを討とうとしますが、セイの接近に気付いたカイはリヴの手首をナイフで切り裂きます。

日没に失血死するようにリヴの手首を切ったカイ。セイに打つ手が亡くなったかに思われましたが、山で出会って燻製などを教えてもらった先住の男がやってきてチャンスが生まれます。先住の男に自分の格好をさせてイキルを連れて囮にします。男がイキルをつなぎに行くところにカイが気を取られた一瞬で、セイはカイの近くの茂みに身をひそめることに成功。カイが囮に気付いたときに、心臓を正確に撃ち抜きます。

人の気持ちがわからない、共感できないカイは、この島に放り出され、同じ自殺者たちとなら気持ちを共有できると考えていました。しかし、実際には皆が強く生きる意志を持ち始め、自分の劣等感は膨らむばかり。カイを突き動かしていたのは、劣等感が変質した殺意。そのことを語り、ホッとした顔でこと切れるカイ。カイが本当に欲していたのは、自分を止めてくれる誰かでした。

リョウの埋葬を終えると、船が島に入ってきて自殺島での暮らしが終わりを告げます。自殺未遂常習者を隔離するための特別自治区は、特別自治を保ったまま未遂者などの社会復帰プログラムに活用されることとなります。

エピローグは数年後、島で生活し続けることを選んだセイとリヴの姿がありました。生まれた子供は男の子で、リョウと名付けられていました。

  • セイは狩りと観光ガイドをしながら、家族3人で入り江の家での生活

  • スギは島の管理者となり、「自殺島の日々」という本でベストセラー作家に

  • ミキはNGO団体に入り、島と本土をつなぐ仕事

  • ボウシとタエは、道具屋と看護師として島在住

  • ケンとナオ、ナオ親衛隊も島在住。ナオは島唯一の食堂経営

  • トモは島内の連絡と島外から来た人の案内

  • レイコとリュウは結婚、リュウは島の学校村の村長

  • 先住の男は、島の農業の指導員に

と各々の生きる道を見つけたことが語られます。

バリエーション豊富な人材が揃っていたのはちょっとツッコミたいところでしたが、サバイバルと生きる意志の強さを描いた素晴らしい作品でした。そういえば、デストロイアンドレボリューションもほぼ同時期に連載修了となりますね。次作も楽しみです。

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